サムスン電子ジャパンは、5月16日にGALAXY S4 SC-04E(以下、GALAXY S4)の発表会イベント「GALAXY S4 WORLD TOUR 2013 TOKYO」を行った。これは、4月末に韓国のソウルであった「GALAXY S4 WORLD TOUR 2013 SEOUL」を皮切りに、世界各国で実施しているGALAXY S4発表会ワールドツアーの一環だ。イベントでは、サムスン電子ジャパン 専務の石井圭介氏と、ゲストの今田耕司さん、内田恭子さん、山本裕典さんが、GALAXY S4の特徴を、実際に使う場面を示しながら分かりやすく紹介した。(記事掲載当初、山本裕典さんの名前を誤って表記していました。お詫びして訂正いたします)
石井氏は、GALAXY S4の訴求ポイントとして最初に、5インチと従来モデルGALAXY SIIIから大きくなったディスプレイを取り上げた。有機ELを採用しながら1920×1080ピクセルのフルHD解像度と441ppiの高精細な画質を実現する一方で、ディスプレイの消費電力がGALAXY SIIIの1090ミリワットから840ミリワットと14パーセントも減らすなど、省電力性能が向上したことをアピールする。
外観では、厚さ8ミリ、重さ134グラムとGALAXY SIIIからさらに薄く軽くなったボディに注目。デザインでは、GALAXY SIIIからさらに細くなったディスプレイの狭額部分と、カラーバリエーションとして用意したWhite FrostとBlack Mist、そして、日本向けにBlue Arctic用意するなど「洗練されたプレミアムボディ」を訴えた。
さらに、「日本のユーザーは長い時間使えることを重視する」と石井氏が認識しているバッテリー駆動時間では、ディスプレイで述べた有機ELディスプレイの消費電力削減などでシステム全体の省電力性能が向上したことに加えて、バッテリー容量を2600mAhとこれもGALAXY SIIIから増えたことで、日本のユーザーにも安心して使い続けてもらえると説明した。
このように、ハードウェア的な特徴を紹介する一方で、石井氏は、いまのスマートフォンはハードウェアが優れているのは当然で、GALAXY S4で導入した新しい機能こそ重要であると強調し、ゲストの今田さん、内田さん、そして、山田さんが実際にGALAXY S4を使った感想とともに、GALAXY S4の新しいカメラ機能やユーザーインタフェースを紹介した。
石井氏が、「これからのスマートフォンのカメラは、撮る見るだけでなく、聞くも楽しむ」と説明する「サウンド&ショット」機能は、撮影する静止画に最大9秒間の音声を組み合わせて保存できる。この機能では、今田さんが、焼肉屋の宴会風景を肉を焼く音と一緒に保存する楽しみかたを紹介した。
メインカメラとインカメラを連動して、一方のカメラで撮影した画像にもう一方のカメラで撮影している画像をフレームインする「デュアルショット」機能では、内田さんが、被写体の子どもと撮影する内田さんの両方を一枚の画像に組み合わせた作例を紹介したほか、ステージでゲストを撮影する石井氏が自分の画像をフレームインする操作を実際に行い、フレームイン画像の位置を変更したりフレーム枠のデザインを変えたりできることを示した。
このほか、動きのある被写体を分割写真のように動きのある部分を重ねて示す「ドラマショット」や、撮影した画像から不要な背景を消す「消しゴムモード」をムービーで紹介し、それを見た今田氏が「女の子とのツーショトを撮影したいのに、いらん人が入ってきてしまうから、そういうときに便利」と、Samsungのリリースでは説明しづらい実用的な活用方法を提案した。
複数のGALAXY S4を連動して、音楽や動画、写真を共有したり、ゲームを一緒にプレイできたりできる「グループプレイ」の紹介でも、山本さんが、「これまで、カップルがひとつのイヤフォンを分け合って聞いていたのが、これなら、二人で楽しめますね」と、リア充的なアイデアを思いついた。
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