iPhone 5sに採用されている「iOS 7」は、まったく新しいデザインに生まれ変わったことでも話題を集めた。フラットなデザインのアイコンをはじめ、とにかく“シンプルであること”に重きを置いたインタフェースへと生まれ変わった。賛否両論はあるようだが、ここまで大きくデザインを刷新しながら、ほとんど違和感なく使用できる点について筆者は評価している。また、筐体のデザイン面で大きな変化がなかったので、単純に“新しい”感じがするのもいい。このOSはiPhone 4sや5をアップデートすることでも使えるので、5の購入を悩んでいる既存のiPhoneユーザーはぜひOSのアップデートをおすすめしたい。
iOS 7は半透明のレイヤーを複数枚重ね、奥行きを意識させるデザインだ。アプリと背景、全ページと表示中のページなどを層にして表示しており、実際にじっくり見てみるとなかなか面白い。

アプリのフォルダ分け機能は継承されており、1つのフォルダに最大135個のアプリを収納できる。フォルダ内は、ホーム画面と同じように、左右にフリックする仕様になった(写真=左)。レイヤー構造になっているため、壁紙の色に合わせてフォルダの背景色も変わる(写真=右)特に、「視差効果」というエフェクトがユニーク。iPhoneには傾きを検知するジャイロスコープや加速度を検知するアクセロメータなどのセンサーが内蔵されており、これらの検出値をもとに、各レイヤーの描画のタイミングを変化させているそうだ。なので、端末を傾ければ壁紙が少し動く。
しかし、これは電力を消費する要因でもある。バッテリー持ちや壁紙が動くのが気になる場合は、「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「視差効果を減らす」をオンにしておこう。
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