最近のスマートフォンは大画面が進み、現在のAndroidラインアップは5インチクラスの端末が中心。さらには6インチクラスのディスプレイを搭載したファブレットも登場するなど、画面とボディが肥大化傾向にあります。Appleの次期iPhoneもディスプレイサイズを拡大する――というウワサも出てきました。
画面が大きくなることのメリットは分かりますが、モバイル機器なら持ちやすさと持ち運びのしやすさも重視したいもの。片手操作にちょうどいい4インチクラスのモデルも選択肢としてありますが、もっと思い切ったサイズ感のスマホがあってもいいのではないでしょうか。
思い切ったサイズといえば、“フリスクケータイ”として話題になったエイビット製PHS「ストラップフォン WX03A」「ストラップフォン2 WX06A」の2機種が挙げられます。清涼菓子のフリスクとほぼ同じ大きさのボディに、通話とメール(WX03Aはウィルコムメールのみ、WX06AはEメールも対応)というシンプルな機能を搭載した超小型モデルです。
フリスクサイズのケータイがあったのなら、と思い付いたのが、ライバルである「ミンティア」サイズのスマートフォン。果たしてこのサイズにタッチパネルディスプレイやバッテリー、カメラ、各種アンテナが収まるのか? そんな技術的な課題はとりあえず脇に置いておいて、実在したならどんな使い勝手なのか試してみました。
iOS、Android、Windows Phone、Firefox OSのスクリーンショットをシール用紙に印刷してミンティアのケースに貼り付け、手にしてみると……あれ、意外にイケル。“ディスプレイ”の対角線は約8センチで、インチに換算すると約3.1インチ。初代iPhoneのディスプレイは3.5インチ、そしてNTTドコモのHTC製Androidスマホ「HT-03A」はディスプレイが3.2インチでした。さらにさかのぼると、フルタッチ操作のフィーチャーフォンだったソフトバンクモバイルのSamsung電子製「OMNIA POP SoftBank 931SC」のディスプレイは3.06インチ。なるほど、画面だけ見ればムリなサイズじゃないのは歴史が裏付けていますな。
しかしボディ全体のサイズはかなりムリがある感じ。スマートフォンがここまで薄く・小さくなったら、まさに夢のようですね。
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