「子供たちに、身体的で人間味のある体験を」――スマートおもちゃ「Moff」が提供する価値【動画更新】Wearable Tech EXPO in TOKYO 2014

» 2014年03月26日 16時50分 公開
[村上万純,ITmedia]
photo Moffの高萩昭範社長

 「Wearable Tech EXPO in TOKYO 2014」 (25〜26日、東京ミッドタウン)で、Moffの高萩昭範社長が登壇し、腕時計型“スマートおもちゃ”「Moff」が提供する“新しい遊び体験”の内容を語った。

 Moffはスマートフォンと連携し、体の動きに合わせて効果音を鳴らすおもちゃだ。腕時計型デバイスを装着し、刀を振り下ろしたり、ギターを演奏するなどの動きをすると、ジャイロセンサーと加速度センサーがそれらを感知。シチュエーションに応じた効果音が流れる。既に目標額は達成したが、引き続きKickStarterで出資を受け付けている。出荷は7月の予定。

スマートおもちゃ「Moff」のデモ

 価格は49ドルを予定しており、「米国だとおもちゃの価格はもう少し高いです。買いやすい価格にした」(高萩氏)。また、米国だと家族共用のiPadや親が使わなくなったスマートフォンをWi-Fiでつないでスマートトイを利用する流れもあるという。「日本より米国での評判がよく、デモを見せるとその場で購入意欲を見せてくれる人も少なくない」と高萩氏は話す。

 Moffを開発したきっかけについて、高萩氏は「子供が生まれたときに、子供が抱える課題とは何だろうと考えたことがきっかけ。子供向けのおもちゃはすぐ飽きられて捨てられて、金銭面でももったいないし、エコに反しているという罪悪感もあった。それに、今の子供を見ているとゲームの画面ばかり見ていて不安になる。もっと身体的で創造的で、人間味のある体験をしてほしい」と語る。

 腕時計型にしたのは、「おもちゃで遊んでいるとき、いつも腕を基点としていることに気付いたから」。ハードウェアを作る上でのコンセプトは「シンプル」で、「機能というより、提供価値がベーシックで魅力的であることが重要。心地よく安全なものにしようと思い、音と動きだけに絞った遊びの体験を提供していく」と高萩氏は説明する。

photo Moffのプロトタイプ

 今後の展開について高萩氏は「将来的には、子供だけでなく親や祖父母なども楽しめるようなアプリを提供していきたい。具体的にはエクササイズなどで楽しく体を動かせるようなもの」と話す。

 また、まだ具体的な案はないというものの「今思っているのは、おもちゃ以外のものもウェアラブルに取って代わるんじゃないかということ。冷蔵庫やエアコンから電子基板を引っこ抜いて、アプリとデバイスで同じような体験を提供したいという気持ちがある」と意欲的な姿勢を見せた。

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