機種変更のデータ移行、5つのポイントR25スマホ情報局

» 2015年02月12日 20時15分 公開
[R25スマホ情報局]

 各メーカーから春モデルが登場する2月、機種変更を検討中の人も多いのでは? 新機種選びは楽しいひと時だが、データ移行作業は正直面倒。しかも勝手がわからず失敗してしまった…なんてことも。もれなくスムーズにデータ移行を完了するには、何に気をつけるべきだろうか。スマホの販売・代理店業務を展開する「ティーガイア」に、機種変更時にやっておくべきことを、チェックリスト形式で教えてもらった。

機種変時にやっておきたい5つのチェックリスト

  • 1)利用したいアプリやサービスが、新端末のOSバージョン等に対応しているか、各アプリストアに確認する
  • 2)新端末のスペックを通信キャリアやメーカーのウェブサイト等で確認する
  • 3)使用中のアプリ、おサイフケータイ等のサービスの移行手順を、各運営会社に確認する
  • 4)電話帳や写真/音楽データのバックアップを行う
  • 5)各種ID/パスワードを確認する

 それぞれ具体的に気をつけたいポイントを見ていこう。

1)アプリやサービスのOSバージョン等への対応チェック

 「意外と多いのが、機種変更後に『利用したいアプリが使えない』という事態。App Store等のアプリストアで確認することもできますが、アプリや各サービスの運営会社に確認する方がよいでしょう。利用したいアプリが非対応の場合、ツール系アプリであれば類似アプリを探すのもひとつの手段ですが、端末選びでその不安を解消しておきたいところです」(ティーガイア担当者、以下同)

2)新端末のスペックチェック

 「OSのバージョンが違ってもデータを移行できるか、どんな外部メモリ端末に対応しているかなど、事前にキャリアやメーカーのwebサイトで確認しましょう。また、新端末のスペックが旧端末より落ちるケースは稀ですが、最大容量や内蔵メモリの容量もチェックしておくと、容量不足でデータを消さざるを得ない、という事態を避けられます」

3)アプリ、おサイフケータイ等のサービスの移行手順チェック

 「『モバイルSuica』を例に挙げると、機種変更の手続きを行う前に、旧端末内の情報を一時的にセンターサーバに移す作業が必要です。各サービスで手順が全く異なるので、運営会社に確認するのが最も正確でしょう」

4)電話帳や写真/音楽データのバックアップ

 「たとえば、ドコモのAndroid端末からiPhoneへの機種変更の場合、アプリ『JSバックアップ』(Android/iOS対応)を利用した、データ移行が推奨されています。新端末(iPhone)にアプリ『データ保管BOX』をインストール・利用設定後、旧端末(Android)に『JSバックアップ』をインストール。データ保管BOXを使ってバックアップを取ります。その後、iPhoneにもJSバックアップをインストール・設定すると、データが復元されます(連絡先と画像/動画を移行する場合)。バックアップの方法はSDカードやアプリ、クラウド等いくつかありますが、通信キャリアが推奨している方法を選んでください。失敗の可能性も考えて、複数の媒体にバックアップをとっておくと安全です」

5)各種ID/パスワードのチェック

 「わりと忘れてしまうのが、SNSやGmailなどのIDやパスワード。再発行の手続きや、新規アカウント作成は面倒なものですし、旧アカウントでの履歴がなくなったり、SNS上だけの友達との連絡がとれなくなるなど不都合も。パズドラの『機種変コード』のような、アプリのデータ移行時に発行される引き継ぎ番号がある場合も忘れないよう控えておくといいでしょう」

 「各チェックを行うのはもちろんですが、きちんと機種変更前にバックアップデータの中身を閲覧・確認することが非常に重要です」と担当者。“バックアップしたつもり”は危険なのだ。

 データ移行がうまくいかないと、新機種を使う楽しみが半減してしまいそう。以上の5つをキッチリ果たして、無事に機種変更をしていただきたい。(池田園子)

【今回教えてくれたのは…】

ティーガイア

日本最大の携帯電話販売会社として、ドコモショップ・auショップ・ソフトバンクショップ等を全国各地で運営。スマホ向けアクセサリー専門店「Smart Labo」も展開中。

Smart Labo:http://smalabo.com/

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