Mozillaは5月8日(現地時間)、セネガルとマダガスカルでFirefox OS搭載スマートフォンが発売されたと発表した。アフリカでの発売は、4月の南アフリカに続くもの。
Firefox OSは、MozillaのオープンモバイルOS「Boot to Gecko(B2G)」をベースとした完全にオープンソースなモバイルOS。新興国市場のユーザーに手頃な価格のスマートフォンを提供することを主な目的としており、これまでに中南米、インド、東欧などを中心に販売先を拡大してきた(日本や英国などでも販売している)。今回の2カ国の追加で、提供地域は37カ国になった。
セネガルとマダガスカルでは、通信キャリアのOrangeが中国ALCATEL ONETOUCH製「Klif」を販売する。価格は35ユーロ(約4700円)から。
Klifは3.5型(320×480)のディスプレイを搭載する3G端末。ストレージは512Mバイト、RAMは256Mバイト、microSDでの拡張は最大32Gバイトまでとスペックは低いが、新興国市場ではニーズの高いデュアルSIMに対応する。
OrangeはKlifを、エジプト、チュニジア、ボツワナ、マリ、ヨルダン、ケニアなどでも販売する計画という。
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