10月になって、iPhone 6sおよび6s PlusのCPUである「A9」プロセッサがTSMC製なのかSamsung製なのかで、バッテリーの駆動時間に差があるという噂がネット上で拡散。気にする人が続出していたが、この問題に関して新たなニュースが報じられた。
そもそも騒動の発端は海外掲示板「Reddit」などに、ベンチマークテスト(※)の結果、TSMC製の「A9」を使っている機体の方がSamsung製のものよりも長時間バッテリーが駆動したという報告が投稿されたこと。日本でも話題になると、自分のiPhoneが「アタリ」だったか「ハズレ」だったかで話題になった。
※テスト用のプログラムを実行させて、性能を計測すること
そんななか、この問題について非営利の米消費者団体Consumer Reportsが、テストを実施。ベンチマークテストではなく、(1)プロバイダやアプリなどを含めセットアップを同一にした2機での比較、(2)Webブラウジングや音楽の再生など実生活で使用する環境を想定したテスト、の2つを行ったところ、いずれもプロセッサの違いによるバッテリーの性能差は「ほとんどない」と結論づけた。
このことが伝えられると、ツイッターには、
「良かった! これで、当たりハズレで一喜一憂せず買えるう!」
「いろいろ話題にはなっていたけど、そんなに気にしなくても良いのね」
「iPhone 6sに大して個体差なさそうで安心した」
と安堵する声があがっている。ただ一方で、
「マジで?????」
「動画を見続けたり、ゲームをし続けたりしたら? 負荷をかけたら、バッテリーに違いがでるんじゃ?」
「ゲームばっかりやってる場合とかでも検証してもらいたい」
など、検証結果に疑問をもつ人もいる。
iPhone 6s/6s Plus購入者を困惑させた今回の問題。これで一件落着…となればいいのだが、はたして?
(花賀太)
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