LG、サブディスプレイ搭載のフラッグシップモデル「V10」やミッドレンジ新製品「K10」「K7」を展示:CES 2016

» 2016年01月11日 15時24分 公開
[山根康宏,ITmedia]

 「CES 2016」(米・ラスベガス)のLG Electronicsブースには、今回のCESに合わせて発表されたミッドレンジモデル「K10」「K7」や、2015年秋発売の新しいフラッグシップモデル「V10」、そして北米で展開中のキッズケータイなどが展示されていた。

サブディスプレイを上部に配置した「LG V10」

 LG V10は5.7型ワイドQHDディスプレイを採用したLGのフラッグシップモデル。LGのフラッグシップモデルは2015年発売の「LG G4」など「Gシリーズ」として展開してきたが、V10はG4のディスプレイサイズを一回り大型化すると共に、上部にサブディスプレイを配置した。

CES 2016のLGブース LGの新しいフラッグシップスマートフォン「LG V10」

 また本体は側面がステンレスフレーム、また背面はエンボス状の加工がされた樹脂素材を採用しており、モダンかつ都会的な印象を受ける。本革を背面に採用しクラッシックかつエレガントな雰囲気のG4とは全く異なるイメージだ。なお背面にボリュームと電源ボタンを配置、その下には指紋認証センサーを備える。

CES 2016のLGブース 背面は樹脂素材ながらエンボス加工されており肌触りも良い。モダンなデザインだ

 最大の特徴であるフロントのサブディスプレイは、5.7型のメインディスプレイの最上部に、横に細長い160×1040ピクセルのものを搭載。この部分には右詰でテキストを表示しておくことができるほか、スワイプするとアプリアイコンが現れワンタッチでアプリを起動することも可能だ。また最後に使ったアプリのアイコンが常に最初に表示されるため、よく使うアプリをすぐに呼び出せる。表示するテキストも複数のフォントから選ぶことができ、自分の名前や電話番号、予定や忘備メモなどを入力して表示するといった使い方もできる。

CES 2016のLGブース 最大の特徴のサブディスプレイ。文字を入力し表示しておける
CES 2016のLGブース スワイプすればアプリアイコンが現れ、よく使うアプリをワンタッチで呼び出せる

 またロック画面でもサブディスプレイ部分をタップすると、フォトライトを利用した懐中電灯やカメラなどのアプリアイコンが表示され、すぐにそれらを起動できる。暗闇で明りが必要な時など、ロックを解除せず懐中電灯を起動して鍵穴を照らす、なんてこともできるわけだ。なお本体に装着するフリップカバーも発売されおり、サブディスプレイ部分の窓があいている。カバーを閉じた状態でも、着信などの通知がサブディスプレイに表示されるのは便利だ。

CES 2016のLGブース ロック中でもサブディスプレイ部分をタップしてカメラなどを起動できる
CES 2016のLGブース フリップカバーもサブディスプレイ部分に窓があいている

ミッドレンジの2016年モデル「K10」「K7」

 CES 2016で発表された「K10」と「K7」は価格を抑えたミッドレンジモデル。「Lシリーズ」として展開中のモデルのカメラを強化した製品で、複数のバリエーションを持つ。

CES 2016のLGブース 新しいミッドレンジモデルの「K10」
CES 2016のLGブース 価格は低めだが質感は高い。韓国発売のLTEモデルが展示されていた

 K10はLTE版と3G版の2モデルが設定されており、現在は韓国でLTE版が発売中。5.3型HDディスプレイを搭載する点は共通だが、LTE版と3G版ではプロセッサやカメラ性能が異なる。LTE版のカメラはアウトは約1300万万画素、インが約500万画素と、ミッドレンジクラスの製品としては高井スペックのカメラを搭載する。一方3G版は、アウトカメラとインカメラが共に約800万画素または、約800万のアウトカメラと約500万画素のインカメラという組み合わせ。搭載プロセッサもLTE版は2バージョンある。

CES 2016のLGブース ロック時に背面の上ボタンを押すとカメラ、下ボタンを押すとメモが起動
CES 2016のLGブース フリップカバーは側面が透明で、時計などを表示可能
CES 2016のLGブース カバーの開閉でサイド部分の表示もオン/オフされる

 同一モデルで複数バリエーションを展開する理由について、ブース担当者によると「モデル名を分けることよりも、販売国別にその国の消費者ニーズに応じた製品を同一モデルとして投入していく」とのこと。新興国には低スペック・低価格モデルを、先進国には高スペックの上位モデルが投入されるというわけだ。

 K10にはフリップカバーも用意されるが、右側10ミリほどが透明素材となっており、カバーを閉じると時間などを表示しておくことができる。またK10のスペックを落とした「K7」も発表されている。こちらは4.3型フルワイドVGAディスプレイに、約800万画素のアウトカメラ、約30万画素のインカメラを搭載した低価格モデル。本体デザインはK10同様に上質なものとなっている。

CES 2016のLGブース K10よりも低価格な「K7」。新興国などで販売予定

 K10の本体サイズは146(高さ)×74.8(幅)×8.8(奥行き)ミリ。K7の本体サイズは143.6(高さ)×72.5(幅)×8.9(奥行き)ミリ。どちらもグローバル市場で発売予定だが、日本への投入は未定とのこと。

トラッキングが可能な児童向け携帯電話「gizmo」シリーズ

 LGブースには米国で販売されている子供向けの腕時計型携帯電話も2機種展示されていた。Verizonが販売する製品で、通信回線はCDMAを利用し子供のトラッキングも可能だ。

CES 2016のLGブース CDMA回線を使った子供向け携帯電話「gizmogdget」「gizmopal2」
CES 2016のLGブース gizmogadgetはタッチ操作が可能、緊急時の電話発信も簡単だ

 「gizmogadget」は1.3型のフルタッチディスプレイを搭載、画面に表示されるアイコンで各種機能を操作できる。iPhoneやAndroidスマートフォンのアプリを使えば子供の位置をリアルタイムで表示できる。またあらかじめ登録した10カ所の電話番号への通話も可能だ。一方「gizmopal2」はLEDライト3つのみの簡易型腕時計携帯電話。発信先は4カ所に絞られるが9日間の連続待ち受けが可能だ。

 どちらの製品もCDMA回線を使うため、北米以外での展開は未定。位置情報の取得にもCDMA回線を使うため、GSM版などの開発も不明とのこと。なおLGはW-CDMAまたはGSMに対応した子供向け携帯電話「KiZON」をアジアやヨーロッパで展開している。

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