格安SIMを使用できるスマホは大きく分けて2種類あります。SIMロックがかかっていないいわゆる“SIMフリー”(SIMロックフリー)のスマホと、ドコモやauといった大手キャリアが販売するスマホです。
SIMフリースマホは、家電量販店やネット通販などで購入し、自分で格安SIMを挿して使うことができます。ただし、選んだ端末に対して、格安SIMの側が対応していない場合もあるので、格安SIM提供元のサイトなどに掲載されている動作確認表と照らし合わせながら選択しましょう。
最近では、格安SIMとSIMフリーのスマホ端末とをセットで販売するスタイルが主流になっています。セット販売されているスマホであれば確実に通信できるので、通信ができるかどうか自身で考慮する必要はありません。格安SIMの購入だけでなく、スマホの買い替えも検討している場合は、こうしたセット販売のスマホに注目してみるといいでしょう。
キャリアが販売するスマホには、“SIMロック”と呼ばれるロックがかけられており、他社のSIMカードに差し替えて使うことができないようになっています。これらは、基本的にドコモならドコモ、auならauの通信回線を利用しているMVNOのSIMをそのまま使うことになります。
国内の多くのMVNOはドコモの通信回線を利用しているため、ドコモのスマホを使っている場合は、端末に格安SIMを装着して使える場合が多いです。
auの場合、同社の高速通信「4G LTE」に対応しているモデルであれば利用できます。ただし、現在au系のMVNOは「ケイ・オプティコム」と「UQコミュニケーションズ」の2社のみ。ドコモ系の格安SIMは使用できないので注意しましょう。
ソフトバンクの端末は、現時点で同社の通信網を使うMVNOがないため、一部のSIMフリースマホを除いて、ほとんどの機種で利用できません。格安SIMをキャリアスマホで使う場合は、基本的にドコモかauになるということを覚えておきましょう。
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