高音質通話にタップレス発信、スマート領域も充実――ドコモ16年夏モデルは「サービス」で差別化(2/4 ページ)

» 2016年05月16日 18時00分 公開
[房野麻子ITmedia]

新機能「おすすめ使い方ヒント」と「PREMIUM 4G」の進化

 新機能のおすすめ使い方ヒントとは、Wi-Fiにうまく接続できないときや、画面が何度も回転してしまうときなど、ある条件を満たした場合に設定のヒントを表示する機能だ。

 「ユーザーからのいろいろな声をもとにヒントを開発した」という初心者向けの機能で、「“小さな親切大きなお世話”にならないよう、既に使いこなしてる人には表示しないようになっている」(加藤社長)のが特徴。表示される内容は随時更新される仕組みで、今後もフィードバックを得てユーザーの使い方に合わせたヒントを提供していく考えだ。

ドコモ夏モデルまとめドコモ夏モデルまとめ 操作に迷うとタイミングよくこのアイコンが画面上に表示され、タップすると設定方法などを確認できる

 通信面では、2つの技術でさらに高速なデータ通信が可能になる。1つは3.5GHz帯の周波数を追加したこと。この3.5GHz帯を2波、1.7GHz帯をキャリアアグリゲーション(CA)し、370Mbpsの高速スピードを提供し、今回発表された「Wi-Fi STATION HW-01H」から対応する。

 また、800MHz帯の周波数を全て使ったフルLTE化と3波のCAで国内最速375Mbpsも実現。375Mbpsには「Galaxy S7 edge」と「Xperia X Performance」が対応する。対応エリアは、トラフィックが混雑する全国の主要都市に集中的に展開される。

ドコモ夏モデルまとめ 新たに3.5GHz帯の周波数を組み合わせ、370Mbpsの高速通信を実現
ドコモ夏モデルまとめ 800MHz帯をフルLTE化し、3波のCAで国内最速375Mbpsも実現
ドコモ夏モデルまとめ 3.5GHz帯の利用、最大速度375Mbpsのサービスは、全国の主要都市でトラフィックが集中している場所から展開する

新機種7端末の説明はわずか4分弱

 ここでようやく各端末の紹介となったが、ラインアップは全7機種と数が少なく、また特徴を2、3点紹介する程度の簡単なもの。トータル5分もかからないあっさりした紹介となった。「Xperia X Performance SO-04H」「Galaxy S7 edge SC-02H」「AQUOS ZETA SH-04H」「arrows SV F-03H」「Disney mobile on docomo DM-02H」「arrows Tab F-04H」「Wi-Fi STATION HW-01H」の各機種は、11日から事前予約を開始している。

ドコモ夏モデルまとめ 「Xperia X Performance SO-04H」。Zシリーズから新しくなったXperia。本体が従来のガラスからメタル素材に変わった。カメラが0.6秒起動、先読みするピントなど、獲りたい瞬間を逃さない
ドコモ夏モデルまとめ 「Galaxy S7 edge SC-02H」。「5.5インチもある大画面だが、手に持つと意外にその大きさを感じない」(加藤社長)。3600mAhのバッテリーはドコモスマホ史上最大の容量。防水/防塵にも対応。カメラは一眼レフカメラと同等の技術を採用し、暗い場所でもきれいに撮れる
ドコモ夏モデルまとめ 「AQUOS ZETA SH-04H」。ハイスピードIGZOを採用し、映像やWebブラウジングが非常に滑らか。夜になるとブルーライトを自動でカットしてくれるので、長時間利用に優しいモデル
ドコモ夏モデルまとめ 「arrows SV F-03H」。ホイップアンテナを内蔵し、ワンセグ、おサイフケータイ、防水/防塵にもしっかり対応。MIL規格に準拠していて、素材も塗装も傷つきにくい、長く安心して使えるモデル
ドコモ夏モデルまとめ 「Disney mobile on docomo DM-02H」。背面にハートのイルミネーションを搭載し、フロントにスワロフスキーでミッキーをかたどっている。カメラは「ミッキー」と声をかけるとシャッターが切れる。撮った写真をオリジナルスタンプやフレームでデコレーションするアプリも
ドコモ夏モデルまとめ 「arrows Tab F-04H」。背面に滑り止めの「grip edge」があり、立てかけても滑らずに置ける。富士通が得意とする虹彩認証をタブレットで初めて搭載した
ドコモ夏モデルまとめ 「Wi-Fi STATION HW-01H」。3.5GHz帯に対応。4750mAhの大容量バッテリーで、モバイルバッテリー代わりにも使える

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