顔が写っていれば、顔を検出して向きが正しくなるよう90度回転してくれる。この写真は、隣の写真がぴったりくっついていてエッジ検出がうまくいかなかったので、周辺部まで写ってしまったが、なに、そんなのは後でトリミングしちゃえばいいのである。いったんiPhoneに入れてしまえば、自由自在なのだ。
このベビーカーがなかなか渋い。車輪も昭和っぽいし、スプリングがずらっと並んでサスペンションになっていて、どうも折り畳みもできたっぽい。乳母車からベビーカーへ変化していく過渡期の製品っぽいですな。
古い写真となると「いつ撮ったか」が分からないものも多い。でも、1970年代になると写真に日付をプリントできるカメラが増えてきた。Omoidoriには、写真に入った日付を読み取って自動的に写真の撮影日としてセットしてくれる機能がある。
上の例では、写真の右下に「75 12 27」と日付が入っている。しかし、最後の1けたをうまく認識できなかったのか、「1975年12月2日」と認識されてしまった。まあ、これは「編集」機能で直せば大丈夫だ。
それにしても1975年の写真ともなると、色がかなりあせてますな。ちなみに、撮影場所は神奈川県横須賀市の鷹取山。
先ほどの例にもあるように、日付認識をオンにしていると、予想外の日付を付けられることもある。日付を特に付ける必要がないなら、日付認識をオフにしておけばいいかと思う。
逆に、いつ撮ったのか分からなくてもプリントにヒントが入っていることがある。例えばこの写真。
小学生の頃飼っていた猫を撮ったものだが、プリントの端に「75」とある。このようなものを参考に、手作業で日付のセットも可能だ。
日付は分からないので、とりあえず適当に入れておく。そして編集機能を使って向きを補正し、トリミング機能で余計な所をカットしてやればできあがり。
複数の写真に対して同時に日付を変更することもできるので、旅行写真など撮影日がはっきりとしている「ひとかたまり」があったら、後から一気に修正しちゃえばよい。
アルバムに貼っていない、単体で転がっている写真でも同様にさくっとスキャンしちゃえばいいのだが、プリントした写真は長い間放置していると丸まってきてしまう。それはよろしくない。
そんなときは、オプションの「フォトプレッサー」を使うといい。なんてことない、透明の板で上から抑えて写真をまっすぐにしようという代物だ。
この白い透明な板が、フォトプレッサー。これで上から押しつけてやると、丸まったプリントもまっすぐに撮れるのだ。これは磁石でOmoidori本体とピタッとくっつくようになっているので、扱いも楽だ。
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