iPhoneで「夜景」「夕景」をきれいに撮る方法:荻窪圭のiPhoneカメラ講座

» 2016年04月30日 07時32分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
荻窪圭のiPhoneカメラ講座

 「iPhoneで夜景をきれいに撮れる?」という質問を受けることがたまにある。その人がどんな夜景写真を想像しているのか知らないけれども、普通の夜景なら撮れます。

 特に都会の夜景はなんだかんだいって明るいので、普通にカメラを向けて撮ればOK。

荻窪圭のiPhoneカメラ講座 ライトアップされた大坂市中央公会堂

 ただし、「手ブレ」にだけは注意すること。これが一番大事。

 昼間の写真ならけっこうアバウトにもってアバウトに撮ってもOKだが、夜景となると、そうはいかない。暗いから。

  1. 両手でしっかりと、できれば肘を体につけて持つ(そうすると少しは安定する)
  2. カメラを撮りたい景色に向け、一呼吸おく(その間にiPhoneがピントを合わせてくれる)
  3. 「息を止めて」そっとシャッターボタンに触れる(強く押すとその勢いでぶれちゃうし、じっくり押しすぎると連写扱いになっちゃうから、ちょんとタッチする感じでいい)
  4. 撮った写真がブレてないかピントはあっているかチェックする

 である。

 自信がないときは、体を電柱か何かにあずける(これで身体がぶれにくい)、椅子に座りテーブルに両肘をつく(これもぶれにくい)、などをすればOK。

 話がややこしくなるのは、光が少ないときだ。夜景ってのは大体にして、暗い背景と明るい光源の組み合わせでできてる。両者のバランスがほどよいと、そのまま撮ってOK。

 バランスが悪いとどうなるか。光が少ないと、背景の暗さに引っ張られてこうなるのである。

荻窪圭のiPhoneカメラ講座

 光が少ないと必要以上に明るく撮ろうとして全体にノイズが増えてざらっとなる。で、前回の話を思い出してほしい。タッチAF/AE&明るさ補正(露出補正)だ。

荻窪圭のiPhoneカメラ講座 普通に撮るとこう
荻窪圭のiPhoneカメラ講座 適当なところをタッチして指をぐぐっと下に引っ張って暗めにする
荻窪圭のiPhoneカメラ講座 そうすると暗部がぎゅっと締まった夜っぽい写真になる

 どのくらい補正するかはお好みで。

荻窪圭のiPhoneカメラ講座 そのまま撮る
荻窪圭のiPhoneカメラ講座 ずずっと指を下に下げて暗めに撮る

 スポットライトを浴びてるようなときはぐっと暗めにして、背景を真っ暗にしてやると、よりコントラストが際立った写真になる。

 タッチAF/AEだけでもずいぶんと違う。明るいところをタッチして撮れば、そこの明るさを基準にするので背景がぐっと締まるのだ。

荻窪圭のiPhoneカメラ講座 明るめに撮ると全体の様子が分かるが、ライトアップされた桜が白く飛びぎみ
荻窪圭のiPhoneカメラ講座 ライトを浴びた桜部分をタッチして撮るとそこに明るさが合うので背景が暗くなってぎゅっと締まる

 つまるところ、タッチAF/AEと明るさ補正の使いこなしが大事なのだ。

荻窪圭のiPhoneカメラ講座 これは明るい窓のところをタッチして撮影。そうすると明るいところがトビすぎず、背景がほどよく締まる

 冒頭の夜のiPhone 6sの写真もiPhone 6s Plusで撮ったもの。夜の公園でiPhone 6sのアップルマークのあたりをタップして合わせて撮影した。おかげで背景がぐっと締まって雰囲気が出た。

 あとはもう明るく撮るも暗く撮るも自由自在。

荻窪圭のiPhoneカメラ講座 明るめに撮ると、より華やかになるが、白飛びしやすくなる
荻窪圭のiPhoneカメラ講座 暗めに撮ると夜らしくなるし、白飛びも抑えられるが、華やかさに欠ける

 ここはお好みで。

 ただ、強い光源にはピントが合いづらいのでそこは撮るときに確認すべし。あとから見たらちょっとピンボケしていたということもあるから。

夕焼けも同じ技できれいに撮れる

 夕焼けを撮るときも夜景と同じ技でいける。

 夕日や夕焼けは「空の明るさ」と「地面の明るさ」の差がすごく大きい。空はまだ日が少し残ってて明るい。地面は逆光なので暗い。

 撮り比べてみよう。

荻窪圭のiPhoneカメラ講座 夕空を撮ったハズなのに空が光っちゃってよく分からない
荻窪圭のiPhoneカメラ講座 空をタップして撮ると、空の明るさに合わせてくれるので地面はシルエットになり、空にグラデーションが出た

 これなんかも空をタップしてさらに下方向にずらして(つまりマイナスの露出補正をかけて)撮った西の空だ。奥に見えるのは富士山。どうせ富士山は小さくしか見えないのだから、とわざと少し離れて手前にイルミネーションを入れてみた。シルエットとイルミネーションの向こうに富士山という構図。

荻窪圭のiPhoneカメラ講座

 これもタッチAF/AEを使わなかったら、手前の屋根の下部分が明るく写り、遠くの空は白くなって夕暮れの雰囲気が消えちゃう。

 夕日や夕焼けは空をタッチしてそこに明るさを合わせ、さらに暗めにしてやると、より色が濃く乗って夕焼けらしくなる。

 iPhoneのカメラって機能はシンプルだけど、タッチして指を上下に動かすだけで自在に撮れるのだ。夜景や夕焼けがうまく撮れないという人はぜひ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. 「Androidのマイナンバーカード」がスタートするもフル機能対応機種が少ない件 ポイントは「StrongBox」という仕組み (2026年10月24日)
  2. 「iPhone Duo」はLINEもポケモンGOも“黒い”余白だらけ? 日本の定番アプリは未対応が多く (2026年10月23日)
  3. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  4. きょう発売の「iPhone Duo」、Apple 表参道でゲットしてきた 早速開封レポート (2026年10月23日)
  5. iPhone Duoを使って痛感した「Face ID」のありがたさ 充電スタンドに置いたまま通知が見られない不便さに苦しむ (2026年10月24日)
  6. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  7. デジタル庁が「Androidのマイナンバーカード」対応機種を公表 属性証明機能を使える機種は限定的 (2026年10月19日)
  8. モバイルSuicaの新決済「teppay」を早速試した 店員への伝え方や決済音は? スムーズに決済できる? (2026年10月22日)
  9. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
  10. 「iPhone Duo」を試して分かった9つの疑問と本音 36万円超の折りたたみスマホは「買い」か? (2026年10月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー