iPhoneでPixelの「消しゴムマジック」を試す 実は有料だけど使う価値はある?:荻窪圭のiPhoneカメラ講座(1/2 ページ)

» 2023年03月16日 10時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 iPhoneユーザーのみなさま、Googleフォトは使ってますでしょうか?

 その名の通り、Googleが提供する写真や動画のサービスで、クラウドストレージを使って自動的に写真や動画をバックアップしたり、写真や映像を閲覧、編集したりできるサービスだ。

 Googleのことだからワンタップで良きに計らってくれる最先端の賢い機能を追加してくれているのだが、実は一部だけ、GoogleのPixel 6や7ユーザーにしか開放されてないツールがあったのである。何げなく差別化されていたのですな。

 その代表が「消しゴムマジック」。写真に写り込んでしまった人や電線を消してくれる機能だ。これ、Pixel以外のAndroid機やiPhoneのGoogleフォトにはなかったのである。だから知る人ぞ知る機能だったのだ。

 それがこの2023年の2月にPixel以外の端末にも開放されたのだ。もちろん、iPhone(iOS)にも。

iOSにも「消しゴムマジック」がやってきた

 では試してみよう。

 Googleフォトを起動して、使う写真を選び編集アイコンをタップすると、「候補」の中に「消しゴムマジック」や「ポートレート」など、新しい機能が並んでいる。「候補」というのはその写真に向いた編集機能をGoogleフォトがピックアップして用意してくれたもの。開く写真によって現れる「候補」は異なっているのがミソだ。

 ここでは筆頭に「消しゴムマジック」がある。

iPhone消しゴムマジック 左肩にアイコンがついているのは新機能

 何はともあれ「消しゴムマジック」。背景の不要なものを自動的に「消して」くれる機能だ。といっても、やることは基本的に「Googleさんよろしく」。

 「消しゴムマジック」をタップすると写真から消去する候補をピックアップしてくれる。背景の人物や電線なんかが候補になるのだが、まあ「通行人は全部消せ」って感じだ。

iPhone消しゴムマジック 自動的に「消去する候補」を見つけて白くかこってくれる。通行人は全部消せ

 「よし」と思ったら「すべてを消去」をタップ(個別にタップして消すこともできる)。するとこうなる。

iPhone消しゴムマジック 見事に通行人が消えたのだった

 見事にみんな消えた。実際には写っていない背景を作り出しているので、よく見るとかなり怪しいけど、それはしょうがない。

 さらにこの機能、よく見ると「消去」と並んで「カモフラージュ」なるボタンもある。

iPhone消しゴムマジック 「消去」の隣に「カモフーラジュ」ってあるけどこれはなんだ?

 ちょいと言葉として分かりづらいのだが、背景に邪魔なものがあるんだけど、うまく消せないとかそこを消しちゃうと不自然になるとかそういうときに「目立たなくする」機能。

 この写真、iPhone 14のレビュー用作例として背景にiPhone 14 Proの広角が入っている場所で撮ったのだけど、左端に別の広告の一部が入り込んでいて、それも青やら赤やらでちょいと目立つので目立たなくしたい。

 そこで、目立たなくしたい箇所を指でうにうにと囲んで指定してやる。

iPhone消しゴムマジック 拡大して、目立たなくしたいところを囲う

 するとその範囲から自動的にターゲットを見つけて目立たなく(具体的には背景になじむよう彩度を落とす)してくれるのだ。

 ついでに背景の消火栓の下にある青い広告も目立たなくしたい。

 で、結果がこちら。

iPhone消しゴムマジック ちょっと微妙だけど目立たなくなった気が……しないでもない

 さらに候補に「ポートレート」があるのでそれをかけてみると、顔がちょっと光が当たって明るくなり、背景が少しぼけてよりメインの被写体である彼女が目立つようになる。

iPhone消しゴムマジック 「ポートレート」は人物写真向けの調整を自動的にしてくれる機能

 もうちょっと背景をぼかそうかな、ってことで「ツール」にある「ぼかし」機能でぼけを少し強くする。

iPhone消しゴムマジック 「ぼかし」機能もかけてみた。最後は右下の「コピーを保存」する

 最後に「コピーを保存」をタップすればそれが新規画像としてフォトライブラリに保存されるわけで、その結果がこちらだ。

iPhone消しゴムマジック こちらが完成品

 人物写真の背景を、って話をしたけどもちろん普通に風景写真から人を消したいときも使える。観光写真とかね。ディテールが多少怪しくなっても、通行人を入れたくないことはある。

iPhone消しゴムマジック 元の写真
iPhone消しゴムマジック 「消しゴムマジック」でまとめて消去し、「ダイナミック」ツールで色や階調を自動補正したもの

 急に誰もいなくなった寂しさ、みたいなのも感じる。

 もう1つ、もちろんiPhoneで撮った写真じゃなくてもGoogleフォトにあればOK。360度カメラ(リコーのTHETA X)で撮影してリトルプラネットにした画像があるんだが、どうしてもTHETAを持っている自分がどまんなかに写ってしまうので、自分を消してみた。

 自動で候補が選択されないときは、指でなぞって消したいものを指定すると、Googleフォトが自動的にそのオブジェクトを判断して消してくれる。

iPhone消しゴムマジック これが元写真。まんなかに写っているTHETAを持っている自分が目立ちすぎ
iPhone消しゴムマジック 手動で指でなぞって自分を選択して消去
iPhone消しゴムマジック 見事、自分だけが消えて空中から撮っているみたいになった

 自分を消すってのもなんかすごい表現だな。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月08日 更新
  1. KDDIのローミング縮小でも「やめる理由にはならない」 楽天モバイルユーザー4人が語る本音と“経済圏”の囲い込み (2026年10月05日)
  2. 新コード決済「teppay」はどこで使える?  エキナカ施設からコンビニ、ファミレス、ECまで一挙案内 (2026年10月07日)
  3. 楽天ドライブに不正アクセス 1万5382件の保存データ閲覧、313件のパスワードも (2026年10月06日)
  4. 楽天モバイルの「ローミング継続」条件は本当に「エリア外」だけ? 2社のマップから見えた“食い違い” (2026年10月08日)
  5. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  6. Xperia純正充電器がソニーストアから消える 今後は「出力30W以上のUSB Power Deliveryに対応した充電器の使用を」 (2026年10月07日)
  7. モバイルSuicaのコード決済「teppay」10月20日開始 2万円を超えたチャージが可能に (2026年10月06日)
  8. 【ワークマン】2900円の「撥水8ポケットショルダーバッグ」 13型ノートPCも入る収納力 (2026年10月07日)
  9. 注目点は“可変絞り”だけじゃない! 「iPhone 18 Pro」のカメラは思った以上に変わっている (2026年10月05日)
  10. PayPay、11月以降の地域限定キャンペーン発表 東京や大阪で最大6000円〜1万2000円おトク (2026年10月07日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー