iPhoneで「忍者レフスマート」を使ったら効果絶大 これ1枚で映り込みを防げる荻窪圭のiPhoneカメラ講座(1/2 ページ)

» 2023年03月02日 10時30分 公開
[荻窪圭ITmedia]
忍者レフ 彼女が右手に持っているのが「忍者レフスマート」。左手は私のiPhone。これを組み合わせて使うのだ

 ガラス越しの夜景を撮るとか、ショーウィンドウ内やアクリルケースに入った商品を撮るとか、そんな機会ってけっこうあるかと思う。というか、ガラスやアクリルがあっても気にせず撮るよね。

 でもそうすると、外の風景や明かりが映り込むことがある。あれは邪魔だ。

 こんな感じ。分かりやすいように派手に写り込ませてみたら、もはや何がガラスの内側で何が外側かよく分からない結果に。

忍者レフ ガラス越しに撮った渋谷の夕景。でも室内の明かりやエスカレーターや何やらが派手に写り込んでしまった

 これは大げさな例だけど、なぜこんなことになるか。

 簡単にいえばこんな感じ。

忍者レフ 室内の明るい所がガラスに反射してカメラに映っているのだ

 室内の照明や屋外に比べて、明るいところがガラスやアクリルに反射して、カメラに入ってしまう。

 それを防ぐには、iPhoneをガラスにぴったりくっつけて、反射光が入る隙間をなくせばいいのだけど、それができる場所ばかりじゃないし、ぴったりつけると真正面からしか撮れないし、これが透明なボックスの中のものを撮るとなると、距離も固定されちゃう。

 そこで登場したのが、スマートフォン向けの「忍者レフスマート」なのだ。

忍者レフ 忍者レフスマート。真っ黒なレフ板でカメラの回りを覆うことで光を防ぐもの。正面から見るとめちゃ怪しいけど

 忍者レフというのは真ん中にレンズを通す穴が空いた黒いレフ板で、カメラのレンズに取りつけて使う「よしみカメラ」の製品。直販サイトでの価格は4400円(税込み)。

 レフ板はカメラ用語だけど、レンズ以外を隠すことでカメラや撮影者が写り込むのを防げるというアイテムで(私も愛用している)、それのスマートフォン版なのだ。レフ板ってのは「レフレックス」、つまり反射板。光を反射させるもので、この場合は黒い布なので反射を防ぐための板になる。

 忍者レフスマートはスマートフォンに合わせてサイズが小型化されており、スマートフォンを固定するクリップがついているのが特徴。普段は4分の1サイズに畳まれており、拡げると1辺が28cmに広がる。

忍者レフ 左が専用のケース。右は4分の1サイズに折り畳まれた忍者レフスマート。コートのポケットなら入るサイズだ
忍者レフ 拡げると1辺が約28cmになる。中央のクリップが特徴だ

 そして中央のカメラをのぞかせる穴にはクリップがついており、それでスマートフォンを挟むという寸法だ。

忍者レフ そして位置を大まかに合わせてクリップで固定すればOK

 こんな風に使うのである。

忍者レフ ガラス面に近づけてやれば室内光の反射をブロックできる。iPhoneの画面とガラスに映っている反射を見比べると分かる

 何が起きるかというと、さっきの図でいうと、こうだ。

 余計な光がガラス面で反射しなくなるのである。

忍者レフ このように光がガラス面に当たらないようブロックしてくれる。

 実際にはカメラの角度とかカメラとガラス面の距離の調整があるので、慣れるまでは試行錯誤が必要だけど、うまくいったときの効果は絶大だ。

忍者レフ 先ほどと同じシーンでの撮影。見ての通り、効果は絶大だ

 もう1ついってみよう。左が忍者レフスマートあり、右がなしだ。

忍者レフ 左右を見比べると効果の差がよく分かる

 コツは、カメラがちゃんと穴の中央に来るようにクリップで挟むこと。

 iPhone 14 Proのカメラユニットがちょうどはまるサイズだ(ただ、カメラユニット部を保護するケースを付けていると、ケースの分だけ足りない)。

忍者レフ 純正のケースを装着しているとカメラユニット回りの枠が邪魔でうまくハマらない。位置がずれて使うレンズに被らないよう注意すべし

 使い終わったら、クリップを外し、対角線を持ってひねるようにしてやると、くるっと4分の1サイズになるので、ケースにしまえばOK。さすれば邪魔にならないのである。

 夜景のみならず、電車や飛行機から風景を撮るときも使える。どの光が反射して映りを邪魔しているかを意識してやるといい。

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