まあこんな感じ。最初は「候補」や「ツール」を見ると開いた写真に応じた機能が現れるので、あれこれ試すといい。
特にライティングして顔を明るくしてくれる「ポートレートライト」はいい。顔が少し暗く写っちゃうことってけっこうあるからね。
続いて電線を消す編。
立派な神社の鳥居(大宮八幡宮)。
でも奥に電線がいっぱい写っていて、それはそれで日本っぽいのだけど、この電線などを消してみようというわけだ。
消しゴムマジックを起動すると、自動的に「電線」類をセレクトしてくれたので容赦なく「すべてを消去」。
それでも電柱などは残っちゃうので、続いて手作業で消したいところを指定していく。拡大表示すると作業しやすい。
で、見事に……といっても拡大してディテールを見るとかなりヤバいけど細かいところは気にしない。そして最後に、ちょっと色鮮やかにしようかってことで「ダイナミック」をかけて完成。
その結果がこれだ。
もちろん、消しゴムマジックは完璧じゃないから使いどころを選ぶけど、あれこれ試して自分ならではの効果的な利用法を見つけるとよい。
最後に「空」もの。
横浜のみなとみらいにて夕暮れ時の観覧車を撮ったのだけど、空がいまひとつ夕暮れっぽくない。もうちょっと夕暮れっぽくしたいなというわけで。
そこで「ツール」から「空」を選び、「サンセット」をかけてみた。
するといい感じに夕暮れっぽい色にしてくれた。
こんな感じで、消しゴムマジック、ポートレート向きのライティングやぼかし、ダイナミックレンジの調整、空の色、などなどの新機能が使えるようになったのだ。
と、今回、iOS版でも使えるようになった代表的なインテリジェント系編集機能であれこれ遊んでみた。
ただし、この機能を使うには1つ条件がある。それはGoogle Oneの有料プランに登録していること。「Google Oneのメンバーシップの特典の1つ」という位置付けなので、無料ではないのだ。
新機能の左肩についているのが「Google One」のアイコンで、無料プランだとこれが現れないのである。
Google Oneのメンバーシッププランで有料と無料の一番大きな違いは使えるクラウドストレージの容量。無料のユーザーは15GBまでだが、月額250円(2023年3月現在)のベーシックプランなら、容量が100GBに増える他、いくつかの特典を得られる。
Googleフォトの優れた機能の1つは写真や映像のクラウドへのバックアップや写真の検索機能だが、それにはプラン内のクラウドストレージを使うので(条件付で無料無制限だったころもあったが、遠い昔の話だ)、無料のアカウントだと15GB止まり。写真・映像のバックアップとしてははなはだ心もとない。
特にGoogleフォトやGmail、Googleドライブを日常的に使うなら有料のプランに入って損はないかと思う。そして「特典」として今回紹介した「追加編集機能」も楽しむのだ。
モデル:長谷川実沙
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