「iPhone 6s」から追加された「Live Photos」機能。
面白そうなんだけど、どう使うといいの? という人も少なくない……というか多いんじゃないかと思うのである。
Live Photosとは何?→「写真を撮るとその前後1.5秒ずつの動画も一緒に記録してくれる機能です」
Live Photosはどうすれば使えるの?→「カメラアプリのLive機能をオンにするだけでOK。以後は普通に写真を撮ればLive Photosしてくれます」
Live Photosの動画はどうやって見られるの?→「写真アプリからその写真を表示し、写真をぐいっと押してやると再生できます」
公開はできないの?→「一部のサイトで徐々にLive Photosのアップロードに対応し始めてます。Facebookも対応を始めていますが、対応アカウントが徐々に増えている状態で、未対応の人もまだまだいます(2016年3月現在)」
それだけ? その動画をアップできないと意味ないじゃん。
そういう人のために、Live Photosを楽しむアプリが幾つか出ているのだ。
いろいろとLive Photos対応アプリはあるけど、いろいろ使ってみて、これはオススメってのが見つかったのだ。今回はその話。
まずLive Photosを撮らないと始まらないのである。
コツは簡単。最長で前後1.5秒ずつ、つまり3秒間はカメラを動かさないこと。カメラを構えて、少したってから撮影し、そのまま動かさないようにして、少し待つ。
前後を撮るので、カメラを起動してすぐの撮影だとシャッターより前の1.5秒を撮れないし(短くなる)、撮影してすぐiPhoneを動かしちゃうと後半の1.5秒がうまく撮れない。
例えばこんな風になっちゃう。
写真を撮ってすぐカメラを動かしちゃった例だ。
ただし、面白い動きの瞬間を撮ろうと狙うのはよくない。動きを撮るのが目的なら、最初から動画で撮ればいいのである。
あくまでも普通に写真を撮る。撮る寸前や撮った直後にあまりiPhoneを動かさないよう注意して撮る(その方が手ブレも起きづらいので、普段から気を付けていて損はないし)。
その「結果として」、写真を撮ったけど前後の動きも面白かったな、というのが時々あればいいのだ。
そして、あ、これは動いてる方が面白いじゃん、となったらどうするか。
「LivePix」アプリの出番である。価格は240円(税込)。
Live Photosから動画を抜き出してシェアしたい、というニーズに答えるのがLivePixアプリ。Live PhotosからGIFアニメを作るアプリは多いが、このLivePixはGIFアニメ以外にも対応しているのが良さだ。
起動すると、Live Photosで撮った写真だけがずらっと表示されるのがいい。ここから1つ選ぶ。
選んだら再生されるので、それでOKなら、左下のシェアボタンをタップする。
まずは「保存」してみる。すると保存時のフォーマットが5種類から選べる。これがミソだ。
カメラロールに動画として保存するなら「ビデオ高画質」にすればOK。TwitterでシェアしたいときはGIFを使う。
GIFアニメは静止画用のGIF形式を動画に拡張したもの。GIFは扱える色が256色で圧縮率も低く写真向きではないファイル形式なのだが、「短い動画をリピート再生させる」のに都合がよく、Twitterがサポートしているということで、最近復権した形式だ。
FacebookはGIFアニメをサポートしてないので、一般的な動画(H.264形式)で保存する。
一般的な動画は圧縮率が高くて画像サイズも大きくできてよいのだが、GIFアニメのような「リピート再生」はしてくれない(まあ、再生アプリがリピート再生をしてくれるなら別だが、少なくとも今のところFacebookアプリは対応してくれてない)。
そのため、LivePixアプリは1つオプションを用意してくれた。リピート回数設定である。
あらかじめ複数回リピートさせた動画を作ってくれるのだ。GIFアニメのように無限ってわけにはいかないけど、1回だけじゃよく分からない瞬間芸も、3回も繰り返せば面白い。
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