スマホと一緒に持ち歩きたい、インク不要のモバイルプリンタ「Pomini」山根康宏の海外モバイル探訪記

» 2016年07月22日 18時36分 公開
[山根康宏ITmedia]
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 海外の展示会取材をしていて面白いものを見つけて写真を撮ろうとしたとき、ブース担当者のがこちらのプレスパスを見て「日本の方ですね、これはもう日本で売っていますよ」なんて話しかけてくることがたまにあります。今回紹介するスマートフォン用の小型プリンタもその1つ。スマートフォンで写真を撮ることの多い人にお勧めのプリンタです。

 スマートフォンで撮影した写真はInstagramなどでシェアするのが今や当たり前。でもお気に入りの写真は印刷して手帳やカードケースなどに入れておきたいもの。しかも写したその場で印刷で来たら楽しいですよね。名刺サイズの写真が印刷できる、モバイルフォトプリンタが各社から発売されているのも、そんなニーズがあるからでしょう。つい先日は富士フイルムから「スマホ de チェキ instax SHARE SP-2」が発売されたばかりです。

専用のZinkフォトペーパーを採用

 DS GLOBALが開発した「Pomini」(ポミニ)は、本体サイズ74(幅)×120(高さ)×22.8(奥行き)mmのモバイルプリンタ。類似の他社のプリンタと比べてもサイズはコンパクトです。本体は側面にワンポイントのカラーの入ったカジュアルなデザイン。色はブルー、ピンク、イエローの3色。日本では2015年からAmazon.co.jpなどで販売されていて、価格は1万2800円(税込)です(2016年7月22日時点)。

Pomini ハンディーサイズの小型プリンタ「Pomini」

 その場で写真を印刷できるとはいえ、インクが切れたりしたら使い物になりません。Pominiは印画紙に熱を加えることで印刷できる専用のZinkフォトペーパーを採用。インク不要なのでPomini本体の印刷準備も専用紙を入れるだけと簡単。なおZinkフォトペーパーを使う印刷方式はZINK Imagingが2007年に開発、ポラロイドなどのモバイルフォトプリンタにも採用されています。

Pomini インクのいらないZinkフォトペーパーを利用、シールタイプでどこにでも貼れる

 モバイルフォトプリンタは数社が製品を出しています。Zinkフォトペーパーを使う製品はチェキなどのインスタントフィルム方式よりもランニングコストが安い反面、写真の仕上がりは若干癖のあるものになります。

アプリで楽しく写真加工できる

 さて、Zinkフォトペーパーを使う製品は前述したポラロイドやLGが日本で製品を出していますが、Pominiはそれらの製品とどう違うのでしょうか? 2016年6月に上海で開催されたMWC上海2016の展示ブースの説明員によると、Pominiは「アプリで楽しく写真加工できる」ことが売りとのこと。

Pomini 印刷だけじゃない、写真の加工も面白くできる

 Pominiのアプリはプリンタを持っていなくてもスマートフォンにインストール可能。写真を加工だけしてスクショを取って保存する、なんて使い方をしてもいいかもしれません。もちろんPominiを買えば楽しいエフェクトを効かせた写真をそのまま即座に印刷できるわけです。アプリの画面は御覧のように完全に女子向け。まあ本体の色や質感も女性をターゲットにした製品ですしね。

Pomini ファンシーなアプリは女子向け仕様

 いくつかのエフェクトを使ってみましたが、これ、けっこう楽しめますね。指先で写真を簡単にデコったり、名刺を作ったり。またQRコードを同時に印刷して秘密の音声やURLを埋め込むこともできるとのこと。この機能はたしかLGのフォトプリンタにもあったような気がします。

Pomini アプリで写真加工が意外と楽しい

専用紙の値下げを検討してほしい

 Pomini用のZinkフォトペーパーは30枚入りで販売中。LGのプリンタも同じサイズのものを使います。DS GLOBALの会社案内を見ると、LGのプリンタのことも記載されているので、開発は同社が行ったようです。LGのフォトプリンタもモデルチェンジして複数の製品が登場していますが(写真は初代モデル)、Pominiも入れるとほぼ毎年のように新製品が出ている、ということになります。やはりモバイルフォトプリンタの市場は少なからずあるのでしょう。

Pomini もしかしてLGのモバイルフォトプリンタも同じ開発元?

 筆者もモバイルフォトプリンタは複数台持っていますが、いざ印刷しようと思うと「ちょっと印画紙がもっとないないな」と思ってしまい、印刷をためらってしまうことが多々あります。Zinkフォトペーパーだと1枚あたり50円、安売りでも30円くらい。これが1枚10円くらいの単価なら、ちょっと気になるメモを印刷したり、あるいは久しぶりに会った友人と一緒に撮った写真をその場で印刷、なんてことがもっと気軽にできるんですけどね。Zink方式が開発されてから10年、ぜひ専用紙の値下げを検討してほしいものです。

Pomini 手軽に印刷できる価格になれば、1人1台の時代もありうるかも

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