国内では楽天モバイルから独占販売されているHuaweiの「honor 8」。価格の割にハイエンドモデルと比べて遜色ないスペックを持っていることからまさしく「格安スマホ」といえるスマートフォンですが、ネックなのは専用ケースの数があまりないことです。
どうしても大手携帯キャリアから販売される機種ほどは出荷台数が見込めないので、ケースのメーカーが販売しないのも仕方ないことではあります。しかし、そんな中でもSpigen(シュピゲン)はhonor 8向けにケースを2製品投入しました。
今回はその2製品、「リキッド・クリスタル」と「ラギッド・アーマー」をレビューします。
リキッド・クリスタルは柔らかいTPU(熱可塑性ポリウレタン)素材を使用した透明なケースです。背面部の内側には細かいドットが打たれており、ニュートン環のような虹色のにじみを低減しています。
背面の指紋認証ボタンですが、さすがにケースなしで使っている時よりは指を当てられる範囲が狭まった印象があります。ですが、指紋認証用のケース穴は周囲を斜めにカットしてあるので、指を置いても指紋センサーに当たらないということはなく、認証にもたつくことはありません。
下部の7つのスピーカー穴のうち1つがケースに覆われていますが、スピーカーの音質は変わらない印象です。また、あまりアクセスすることはないと思いますが、左側面のSIM&microSDスロットは完全に覆われています。microSDやSIMカードを入れ替える時はケースを外す必要があります。
後述するラギッド・アーマーだと端末のカラーがほとんど隠されてしまうので、普段から端末本体の色を楽しみたい人にはリキッド・クリスタルがおすすめです。また、ケースなしで使っていた時と比べるとケースが滑り止めにもなるため、グリップ性能も上がります。
実はhonor 8にリキッド・クリスタルのケースを着けて持ち歩いている時に、誤ってズボンのポケットからコンクリートの地面に落としてしまったことがありましたが、幸いにも端末本体・ケースともに無傷でした。落下時の衝撃吸収性能はラギッド・アーマーの方が高いはずですが、リキッド・クリスタルでもある程度はカバーできそうです。
honor 8用リキッド・クリスタルは公式ストア、Amazonストアで販売しています。価格は税込2290円です。
ラギッド・アーマーはその名前からも察せられる通り、耐衝撃性能やケース自体の耐久性に重きを置いたケースです。
ケースの四隅にはSpigen独自の「エアクッション」という空洞があり、角から落下した際にクッションの役割を果たします。
指紋認証部分やスピーカー穴の部分はリキッド・クリスタルと同じです。手触りはリキッド・クリスタルがキュッキュッとした感触だったのに対し、ラギッド・アーマーはさらさらとしています。触り心地としてはこちらが勝る印象です。
honor 8用ラギッド・アーマーは公式ストア、Amazonストアで販売しています。価格は税込2290円です。
以上をまとめますと、
となります。ケース選びの際に参考にしてみてください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.