日本通信は2月1日、MVNOサービスの提供に必要な「相互接続」に関する協定書を1月31日付けでソフトバンクと締結し、3月22日からソフトバンク回線を利用する「iPhone/iPad用格安SIM」のサービスを開始することを発表した。また、これに伴い総務省に提出していた「接続協定に関する命令申立書」を取り下げたことも発表した。
同社は2015年8月7日、ソフトバンクに対して相互接続を申し入れ、1年以上に渡って協議を行ってきた。しかし、協議が不調に終わったため、2016年9月29日に総務省に接続協定に関する命令申立書を提出した。
総務大臣は2016年12月8日に総務省の「電気通信紛争処理委員会」にこの申し立てを諮問。2017年1月27日、同委員会は「(総務大臣がソフトバンクに)協議再開を命ずることは相当である」と総務大臣に答申した。
この答申を受け、両社は協議を再開し、今回の合意に至った。
日本通信が3月22日からサービスを開始する「iPhone/iPad用格安SIM」は、ソフトバンクのSIMロックがかかっている状態でも使えるという。現在、提供方法などについて同社に確認を取っている。情報が入り次第、この記事を更新する予定だ。
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