UPQ(東京都文京区)は5月9日、2016年9月に発生したAndroidスマートフォン「UPQ Phone A01X」の焼損事故(参考記事)について、第三者機関の検証で充電中のバッテリーが焼損元であったことを公表した。また、本件以降も充電中のバッテリーが原因と見られる3件の焼損事故の報告があったことも明らかにした。
計4件の申告のうち、2016年9月と2017年3月に発生した事故については、火災が発生したため消費生活用製品安全法に基づく「重大製品事故」に該当する。そのため、同社から消費者庁に対して事故報告が行われた。2017年3月の事故に関しては、同法が定める「(製造元または輸入元が)事故を認識してから10日以内」に報告できなかったことから、消費者庁から厳重注意を受けている。
2017年3月に発生した焼損事故については、消費者庁が2017年5月9日に発出した「消費生活用製品の重大製品事故に係る公表」(PDF形式)に掲載されている。UPQが事故を認識した日(4月17日)から11日目に当たる4月27日に報告書を提出したことから、消費者庁は同社に対して厳重注意を行ったUPQ Phone A01Xのバッテリー焼損事故に伴い、UPQでは5月9日から購入者専用電話窓口を開設した。また、サポート窓口宛てのメールでも、同日から購入者からの問い合わせを受け付けている。問い合わせ時には氏名、連絡先とA01Xのシリアル番号を伝達する必要がある。
なお、本件への対応については、5月下旬をめどに改めて案内する予定だ。
筆者は、本件についてUPQに問い合わせを行う。その結果については本記事への追記、または別記事で掲載する予定だ。
UPQに行った質問を別の記事として掲載しました。
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