単なる「第2弾」ではない ドコモがジョジョスマホ「JOJO L-02K」にかける思い:プチインタビュー

» 2017年10月30日 15時38分 公開
[田中聡,ITmedia]

 2018年1月以降の発売を予定している“ジョジョスマホ”「JOJO L-02K」。前作「L-06D JOJO」が発売されたのが約5年前の2012年8月ということで、第2弾がいつ発売されるのか、首を長くして待っていたファンも多かったのではないだろうか。

JOJO L-02K 「JOJO L-02K」。背面に「ゴールド・エクスペリエンス」が描かれている

 一方、10月18日に発表された情報は、

  • ベースモデルがLGエレクトロニクスの「V30+」であること
  • カラーはJOJO White 1色であること
  • 背面に第5部の主人公、ジョルノ・ジョバァーナのスタンド「ゴールド・エクスペリエンス(黄金体験)」が描かれていること
  • 描き下ろし壁紙を含むコンテンツが用意されること

 のみで、詳細は明らかになっていない。

 これだけだとあまりにも情報が少ないィィィということで、18日の発表会で、本機の企画を担当した鹿島大悟氏に「根掘り葉掘り」話を聞いた(一部、他の記者からの質問も含む)。ちなみに鹿島氏はL-06D JOJOの企画も担当したが、ジョジョ愛が高じて、当時は他部署から半ば無理やり参加した。しかし今回は商品企画に所属しており、“本業”として開発に携わっている。

JOJO L-02K 企画担当の鹿島大悟氏
JOJO L-02K

―― 予約の台数は?

鹿島氏 これからですね。(販売の)チャネルも未定です。

―― L-06D JOJOが1万5000台限定で、予約をするのに苦労した人も多かったと思います。

鹿島氏 企画という立場から言うと、多くの人に持ってもらいたいと思っていますけど、いろいろな事情があるので、台数の調整は最終的には販売側で行います。

―― ジョジョの認知度について、5年前との違いは感じていますか?

鹿島氏 少なくともアニメの効果は大きかったと思います。(L-06D JOJO開発の)当時は僕らの年代がメインだと思って作っていましたが、若年層にも伝わっているのかもしれません。

―― ジョジョのアニメが無料で見られるという特典があったり……。

鹿島氏 それはちょっとまだアレですね。

―― アニメとの関連性はあるのですか?

鹿島氏 この商品では原作イラストにこだわっています。

―― ベースがLGの「V30+」なのは理由があるのでしょうか。

鹿島氏 企画自体はドコモ発でやっています。端末メーカーさんとは何社かコミュニケーションしました。その際、標準搭載しなければならない機能に加えて、カスタムしてほしいことのリストを相当挙げました。それにどれだけ対応いただけるのかを、最終的には見させていただきました。

―― LGさんが最も柔軟に対応してくれたということですね。前モデルの実績もあるのですか?(L-06D JOJOもLG製)

鹿島氏 いえ、結果として今回も同じメーカーになったということです。

―― 背面のイラストは、どのように生まれたのでしょうか。

鹿島氏 ジョジョといえば、緻密で大胆なイラストですが、スマホだと再現率が高くできないので、前回の徐倫のようなラフスケッチのようなものを要望させていただきました。キャラクターの要望はこちらからは出していません。荒木先生からは、その方向でご快諾いただいたのですが、途中で「今回はエンブレムのようなものにしたい」というコメントをいただきました。

 ベース機種が決まった後に、背面のデザインをお見せしたところ、カメラと指紋センサー、指紋センサーとイラストの距離が均等になるように描いていただきました。

JOJO L-02K 右が前作の「L-06D JOJO」。背面には第6部の主人公、空条徐倫が描かれていた

―― オリジナルの壁紙があると、リリースには紹介されていました。

鹿島氏 前回、承太郎のキービジュアルがありましたけど、今回も同じように、待受のキービジュアルとなるフルカラーのイラストをお願いしています。(背面と)同じくキャラクターは指定していないので、どのキャラクターになるのかは分かりません。

―― 前回採用した壁紙はかぶらないようにしているのですか?

鹿島氏 まだお約束はできないのですが、基本的には違うイラストや表現にしようとしています。ただ、部によってはカラーイラストが少ないものもあるので、多少の重複は発生するかなとは思っています。

―― コンテンツは、前回は電子コミックやゲームなどたくさんありましたが、今回はどうでしょう?

鹿島氏 今おっしゃったようなものは、むしろトーンを落とそうと思っています。5年たって、電子コミックもだいぶシリーズが出ていますし、お持ちの方も多いと思います。ゲームも前回「F-MEGA」を入れさせていただいて、それなりの再現度で作れましたが、普通にリリースされているゲームもあります。僕もL-06D JOJOは3年ほど使い込みましたが、その中でどの機能が良かったのかが自分からもフィードバックされているので、実用的な方に振りたいとは思っています。

―― コンテンツの量は前回と比べてどれぐらいになりますか?

鹿島氏 ちょっと難しいですね……。まだ採用されるコンテンツが固まっていないというのもありますが、基本的に「前回以上」という言い方はしています。体感として、前回ご利用いただいた方が「あのとき以上だよね」と思ってもらえるところは目指したいですね。

―― Daydreamのコンテンツは期待していい?

鹿島氏 機能としては対応していますけど、コンテンツに関してはまだ、何とも言えないですね。

―― 5年前はできなかったことが、今だからできるようになったこともあるのでしょうか。

鹿島氏 端末のスペックとして、新しい機能に対応していれば、できるとは思います。

 ただ、単純に「2弾」を作るという思想はありません。僕らの中でも「ACT2じゃないよね。どっちかというとレクイエムだよね」と(※「ACT2」は、第4部の広瀬康一のスタンド「エコーズ」の第2形態。「レクイエム」は、第5部のジョルノのスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」が、「矢」によって進化したもの)。

 今回は開発コンセプトとして「コミュニケーション」を重視しています。ジョジョを通じてファンの方々と交流してもらうというメッセージを込めたいと思っています。そういった部分の機能を強化する方向です。

 ちなみに、前回は(ホーム画面をフリックすると)ヴァレンタイン大統領が一瞬現れるという仕掛けがありましたが、ああいう仕掛けは今回もやりたいと思っています。われわれは「サスペンス要素」と呼んでいますが、ああいう日常使っていて、何か違う表現になるというものは、今回すごく重要だと思っています。長く使っていく中で、そういう驚きを見つけてもらいたいですね。


 JOJO L-02Kは12月にあらためて詳細が発表される。開発陣には、より「根掘り葉掘り」お話を聞く予定なので、ご期待いただきたい。

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