「iPhone X」に毎日触って納得したこと ホームボタン廃止は全く問題なし本田雅一のクロスオーバーデジタル(3/3 ページ)

» 2017年11月04日 14時00分 公開
[本田雅一ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

2018年のiPhoneは「X要素」がかなり入り込むか

 こうなってくると、来年のiPhone……(iPhone Xの後継ではなくiPhone 8シリーズの後継)は、iPhone Xの要素がかなり入り込んでくるのではないかと感じている。いったん「iPhoneのフォーマット」という制約を外して、操作性を練り直しているだけに、使い込むほどに従来のiPhoneよりもiPhone Xの方が楽だと感じるようになっているからだ。

 ここでiPhone X世代への移行ハードルが高くない、あるいはハードルとなるポイントが見極められれば、iPhoneのX的要素の取り込みは加速するだろう。

 もっとも、発売直後は爆発的に注目が集まっているiPhone Xだが、当面は傍流になるのではないか、というのが個人的な予想だ。日本はiPhoneユーザーの比率が極めて高いが、その理由はiPhoneがグローバルで見ても安価に購入できる国だったからだ。

 現在は以前のようなゼロ円、あるいはそれに相当するiPhoneはなくなったものの、格安通信プランを用意するmineoやUQ mobile、Y!mobileなどは、少し前までは「iPhone SE」、直近では「iPhone 6S」シリーズを主力にシェアを伸ばしてきた。

 3万円も出せばSIMロックフリーのスマートフォンが入手できる時代、iPhoneも6Sクラスならば格安で手に入る。その中でiPhone Xは64GB版が12万1824円、256GB版は14万184円(いずれもApple Storeでの税込価格)と高価で、保証サービスも込みでは15万円を超える超高級機だ。

 ただ、それでもiPhone Xの新鮮さ、それに新鮮にもかかわらず高い完成度などを加味すれば、iPhone Plus系を購入していたユーザーはiPhone Xを検討すべきかもしれない。何しろ4.7型のiPhoneと同等の持ちやすさと、iPhone Plus系の大画面&カメラ機能があるのだから、最良の物を望んでいるならiPhone Xに行く方が満足度は高いと思う。

地味な要素にも心配りするAppleのすごみ

 ちなみに筆者が最も気に入ったiPhone Xのよい部分は有機ELとなったディスプレイである。液晶を使ったiPhoneに比べ、色温度を自動調整する「True Tone」の動作も的確。暗部の色が安定しており、自然な映像を見せてくれる。動画を見るため……というよりも、日常的な写真の閲覧、Webの閲覧などなど、あらゆる場面で納得感のある絵を出してくれるのだ。

 毎日使い、毎日見つめるディスプレイだけに、この安心感、安定感、何も考えずとも適した色温度と明るさで表示してくれる。地味な要素と言えるが、こうしたところにも心配りがされているところに、Appleのすごみを感じた。

iphone x
前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月21日 更新
  1. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
  2. なぜ「060」携帯番号は18カ月あっても延期になったのか? それでも「慌てる必要はない」現状 (2026年07月20日)
  3. 専用充電器はもう不要? 中韓スマホから国内勢まで巻き込む「USB PPS」急速充電の新常識 (2026年07月14日)
  4. 「Pixel 11」は何が変わる? メモリ減少で100ドル前後の値上げも? 出そろったうわさを整理する (2026年07月19日)
  5. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  6. ショップとAIで差別化を図る「ドコモの銀行」――住信SBIネット銀行ユーザーからは戸惑いも (2026年07月19日)
  7. 携帯番号に「060」が採用されるワケ 「電話番号とは何か」を歴史とともに振り返る (2024年10月09日)
  8. iPhoneやApple Watch一斉値上げ 17無印は14万2800円に、17eは10万円超え 加速する中古スマホ特需 (2026年07月18日)
  9. “特典終了”が続く「d払い」「dポイント」のお得さはどう変わるのか これからは「dカード」の利用が得策? (2026年07月17日)
  10. ミドルハイレンジモデルにも水冷搭載 nubiaから「Neo 5 GT Special Edition」登場 (2026年07月19日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー