「Galaxy Note8」の評判がすごく良いらしいのでちょいと触ってみたら、これが予想以上に面白い。
何というか、Sペンをすごく有効に使えていて、写真を撮ってサッとメモを書き加えたりスクリーンショットを撮ってサッとメモを書いたりしてクラウドを使ったメモアプリに追加できるのって、スマートフォン上で情報収集する系の人にはめちゃ響くんじゃなかろうか。
ボディーもそれほど大きくなく、幅は「HUAWEI P10 Plus」と同じくらいで、「iPhone 8 Plus」よりちょっと狭いくらい。高さは少しあるけれど。
……でもそういう話は他の人に任せて、まず「Galaxyがデュアルカメラを搭載した!」って話をするのである。
元々カメラの画質には(ちょいと派手目ではあるが)定評があるGalaxyのこと。デュアルカメラになってどう進化したか、めちゃ気になるじゃないですか。
まずデュアルになったアウトカメラの話から。
サクっとスペックから見ると、カメラセンサーは2つとも1200万画素。レンズは内側が広角、外側が望遠となっている。
スマホのデュアルカメラには「同じ焦点距離のレンズを並べる」「片方のレンズを超広角にする」「片方のレンズをちょっと望遠にする」の3パターンがあるわけだが、Note8が採用したのは、iPhoneと同じ「広角レンズ+望遠レンズ」のパターン。
広角カメラは焦点距離4.3mmで画角は26mm相当。レンズの明るさはF1.7。「iPhone X」よりもちょっと広角だ。
望遠カメラは焦点距離6mmで画角は52mm相当。レンズの明るさはF2.4。こちらはiPhone Xと全く同じスペック。
どちらのカメラも光学式手ブレ補正に対応しているのがすごく良い。
では実際にどんな感じなのか、撮ってみよう。
まずこちらが広角側。
画角をiPhone Xと比べてみるとこんな感じだ。
Note8はiPhone Xよりちょっと広い範囲を撮れているのが分かるかと思う。
発色は、やっぱりGalaxyは派手ですな。青空の下で撮るとすごく違いが出る。コントラストが高くてグワって感じ。
続いてこちらが望遠側。
同じようにiPhone Xと比べると、望遠側はスペックが同じであることから分かるように、写る範囲も同じだ。
広角と望遠の切替は簡単。画面上の「x2」って所をタップすると望遠カメラ(つまり「2倍」)に切り替わり、望遠カメラ利用中に「x1」ってところ所をタップすると広角カメラ(つまり「1倍」)に切り替わる。
いやあ最初は何事かと思った。というのも、iPhoneはNote8とは逆で現在使っているカメラの倍率を出すようになっているから。GALAXY Note8のカメラ画面の表示は「2倍(1倍)に切り替えますよー」という意味なのだ。
カメラの倍率は現在の状態を示すのがポピュラーだしそちらの方が分かりやすいと思うのだけど……。
Note8のカメラアプリのシャッターボタンの両側には「…(3つの点)」が描かれている。これは「左右(上下)にドラッグするとズームできますよ」という印。これは分かりやすい。細かくズーム倍率を調整した時に便利だ。
オートで使う限り、カメラ機能でややこしい設定をする必要は特にない。HDR(高ダイナミックレンジ)撮影をオートにするかどうかくらいだ。
HDRをオンにした写真とオフにした写真を見比べると、明るいところがトンでいない(空の青が残ってる)、暗い所があまりつぶれてない、という差が出るのが分かるかと思う。
HDRがオンの状態だと、ちょっとディテールが怪しくなるけれども、全体のバランスは良い。
今回作例として掲載してない写真も含めていろんななシーンであれこれ撮ってみたんだけれど、気になったのは「東京のモヤっとした空」が「カリフォルニアの青い空」みたいになっちゃうことくらいなのであった。
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