電気通信事業者協会(TCA)は12月25日、緊急速報「エリアメール」と「緊急速報メール」の共通仕様を、Android 8.1向けに策定したことを発表した。安全・信頼性協議会 緊急速報メールサブワーキンググループにて、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社と策定した。
緊急速報メール(エリアメール)は、災害が発生したエリアの携帯電話に、気象庁が発表する「緊急地震速報」「津波警報」や、国や各自治体が住民に避難勧告などを発令する「災害・避難情報(Jアラート含む)」を一斉配信するサービス。受信料は無料。
これまで、Androidスマートフォンで緊急速報メールを受信するには専用アプリが必要だったため、キャリアが取り扱うスマートフォンでは受信できるが、一部のSIMロックフリースマートフォンでは受信できない場合があった。今回、メッセージの受信に関わる部分をAndroid 8.1向けに共通仕様として策定したことで、今後はSIMロックフリー端末でも受信可能になる見込み。
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