他の作例も見ていくと。
まず料理から。自宅で作ったラーメン。
家で適当に作ったヤツなので細かいところは気にしない。鮮やかできれいに撮れている、ってところが大事。
次はネコ。
黒いネコにもカメラを向けてみた。寝ている黒ネコは真っ黒なのだけど、しっかり「ネコ」と認識。
これは感心!
イヌもちゃんと「イヌ」として認識。ネコと区別してくれた。
花も「花」と認識。基本ですな。
とまあこんな感じ。
「白板」(つまりホワイトボード)も検出してくれるというビジネスマンにはうれしい機能もあるのだが、いろいろ試したけれども、ホントに“ホワイトボード用”。もうちょっと幅広く、文書や解説板やノートや名詞やハガキといった「長方形のドキュメント一般」に対応してくれるとうれしいなと思うのであった。
さてその他、普通の作例もいくつか。
夜や室内の写真でもノイズは少なくて、そこそこキレイ。ただ、あまりに暗いとピントが甘くなることがあるのは残念。
2250万画素にふさわしいディテールは出ているかというと、ちょっと甘いのであるが、まあ、そもそも2250万画素も必要かというとそんなことないわけで、1200万画素くらいに抑えてもよかったのに、とは思う。
インカメラは1600万画素。インカメラでの撮影時は「小顔補正」と「美肌補正」が使える。
インカメラも画角はかなり広いので「インテリジェントフレーミング」をオンにしておくと、自動的に構図を補正してくれる。
まず、普通に撮ったやつ。背景ぼかしと美肌補正を有効にしてある。
一方、インテリジェントフレーミングが働くとこうなる。
AQUOS R2のカメラは、基本的に画質はかなり良いのだが、シャッタータイムラグにちょっと難がある。
内部でいろいろ複雑な判断をしていることもあるのだろうが、シャッターボタンを押してから実際に撮影されるまでの「ラグ」がちょっとあるようで、シーンによりけりだけれど、「シャッターを押したら一瞬手を止める」くらいの心持ちじゃないと、ブレた写真を量産しそうな感じだ。
「気軽に動画を撮ってシェアしましょう」「動画中でもキレイな静止画をガシガシ撮れますからご安心を(自動でも撮れます)」ってコンセプトは非常に良い。動画と静止画の両方を気軽に楽しみたい、特に動画をいっぱい撮りたいな、って人向け。
ワイドで気軽に動画撮りまくるってのは楽しい機能だ。
静止画のカメラとして見ると、トップレベルのスマホと比べてまだ完成度を上げる余地はある、という感じで、野球的に言えば「長打力はあるのだけど打率をもっと上げてほしいかな」って感はあるかな。
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