今までとは一味違う! 「AQUOS R2」デュアルカメラで撮りつくす荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(4/4 ページ)

» 2018年06月30日 11時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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AQUOS R2でいろいろ撮ってみた

 他の作例も見ていくと。

 まず料理から。自宅で作ったラーメン。

ラーメンにカメラを向ける ラーメンにカメラを向けると「料理」と認識
ラーメン 撮ったラーメン

 家で適当に作ったヤツなので細かいところは気にしない。鮮やかできれいに撮れている、ってところが大事。

 次はネコ。

ネコにカメラを向ける ネコにカメラを向けると、これはネコだってんで「ネコ」アイコンが出る
ネコ ネコ

 黒いネコにもカメラを向けてみた。寝ている黒ネコは真っ黒なのだけど、しっかり「ネコ」と認識。

 これは感心!

黒いネコ 寝ている黒ネコもしっかり「ネコ」と判断

 イヌもちゃんと「イヌ」として認識。ネコと区別してくれた。

イヌにカメラを向ける イヌはしっかり「イヌ」と認識

 花も「花」と認識。基本ですな。

花にカメラを向ける アジサイにカメラを向けると「花」と認識

 とまあこんな感じ。

 「白板」(つまりホワイトボード)も検出してくれるというビジネスマンにはうれしい機能もあるのだが、いろいろ試したけれども、ホントに“ホワイトボード用”。もうちょっと幅広く、文書や解説板やノートや名詞やハガキといった「長方形のドキュメント一般」に対応してくれるとうれしいなと思うのであった。

 さてその他、普通の作例もいくつか。

ガスタンク いつものガスタンク
青空 青空。月が思ったよりしっかり撮れていて感心
サンダル 街角で夏らしいサンダルを。このように色はしっかりしていて、ほどよく鮮やか
夜の商店街 夜の小さな商店街

 夜や室内の写真でもノイズは少なくて、そこそこキレイ。ただ、あまりに暗いとピントが甘くなることがあるのは残念。

 2250万画素にふさわしいディテールは出ているかというと、ちょっと甘いのであるが、まあ、そもそも2250万画素も必要かというとそんなことないわけで、1200万画素くらいに抑えてもよかったのに、とは思う。

インカメラも行ってみましょう

 インカメラは1600万画素。インカメラでの撮影時は「小顔補正」と「美肌補正」が使える。

インカメラで自撮りの図 インカメラで自撮りの図

 インカメラも画角はかなり広いので「インテリジェントフレーミング」をオンにしておくと、自動的に構図を補正してくれる。

 まず、普通に撮ったやつ。背景ぼかしと美肌補正を有効にしてある。

普通に撮る 普通に撮るとけっこう広角

 一方、インテリジェントフレーミングが働くとこうなる。

インテリジェントフレーミングで撮る インテリジェントフレーミングで構図を自動判断した写真

 AQUOS R2のカメラは、基本的に画質はかなり良いのだが、シャッタータイムラグにちょっと難がある。

 内部でいろいろ複雑な判断をしていることもあるのだろうが、シャッターボタンを押してから実際に撮影されるまでの「ラグ」がちょっとあるようで、シーンによりけりだけれど、「シャッターを押したら一瞬手を止める」くらいの心持ちじゃないと、ブレた写真を量産しそうな感じだ。

 「気軽に動画を撮ってシェアしましょう」「動画中でもキレイな静止画をガシガシ撮れますからご安心を(自動でも撮れます)」ってコンセプトは非常に良い。動画と静止画の両方を気軽に楽しみたい、特に動画をいっぱい撮りたいな、って人向け。

 ワイドで気軽に動画撮りまくるってのは楽しい機能だ。

 静止画のカメラとして見ると、トップレベルのスマホと比べてまだ完成度を上げる余地はある、という感じで、野球的に言えば「長打力はあるのだけど打率をもっと上げてほしいかな」って感はあるかな。

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