iPhoneケースは熱がこもりがち 放熱しやすい製品とは?

» 2018年07月31日 06時00分 公開
[田中聡ITmedia]

 スマートフォンの発熱を抑えるには、高温環境下で使わない、直射日光が当たらない場所で使うのが鉄則だが、それでもスマホが発熱することはある。CPUの進化で発熱しにくくなったとはいえ、スマホは小型なので本体に熱がこもりやすい。

 そんなスマホの発熱対策で今回着目するのが「ケース」。ケースを装着する分、熱がこもりやすくなるので、素早く放熱させたいのなら、ケースは装着しない方が望ましい。でも、スマホを裸で使うのは不安……。そんな人に向けて、発熱対策を兼ねたケースを紹介したい。

バンパー

 まずお勧めしたいのが、スマホの側面を保護するバンパーだ。装着してもディスプレイ面と背面が露出するので、本体が熱くなっても、比較的熱が逃げやすい。ケースメーカーのSpigen(シュピゲン)がお勧めするのが、iPhoneを中心に提供している「ネオ・ハイブリッド(リンクはiPhone X向け)」だ。

 ポリカーボネートとシリコンの二重構造になっており、米軍事規格のMIL規格(STD 810G-516.6)もサポートしている。価格はAmazon.co.jpのiPhone X向けが2490円(税込)。バンパーは背面を覆わないので、スマホのデザインを生かしたい人にも向いている。

スマホケース Spigenの「ネオ・ハイブリッド」

メッシュタイプのケース

 細かな穴が空いている、メッシュタイプのケースも熱がこもりにくい。CCCフロンティアが展開するケースブランド「UNiCASE」では、AndMeshの「Mesh Case」を取り扱っており、iPhone向けにさまざまなカラーを用意している。価格は1480円〜2500円(税別)。一部で品切れの製品もある。ポップなカラーでiPhoneを彩りたい人にもお勧めだ。

スマホケース UNiCASEが扱っている「Mesh Case」

放熱性の素材を採用したケース

 UNiCASEで販売している「NANOSTICKER」の「NanoCase」は、発熱を低減する「グラフェン」という素材を採用している。

 グランフェンは2013年にノーベル物理学賞を受賞した素材。ダイヤモンド以上に炭素同士の結合が強く、世界最高の熱伝導を誇るとされている。検査・検証機関SGSの認証試験によると、NanoCaseによってスマホのバッテリー持ちが改善したという。

 iPhone 6以降の機種で利用でき、価格は2480円か3980円(税別)。屋外でアクティブにスマホを使いつつ、端末もしっかり保護したいという人にお勧めだ。

スマホケース 新素材「グランフェン」を採用した「Nano Case」

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年11月13日 更新
  1. NHK ONE、簡単には「閉じられないメッセージ」表示へ 目的は“NHK受信料”の徴収 なぜ強引な仕様に? (2025年11月12日)
  2. あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【2025年11月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ (2025年11月11日)
  3. ニトリの5990円「スマートウォッチ バルカ」を試す 1日以上持つバッテリー、健康管理機能は“お値段以上”か (2025年11月11日)
  4. 139製品が最大51%オフの「Xiaomi ブラックフライデー 2025」開催 「Xiaomi 15 Ultra」「POCO F7」もお得に (2025年11月11日)
  5. なぜ? DMMが格安SIM事業に再参入 povo、IIJと組んだ「DMMモバイルPlus」の狙いを聞く (2025年11月11日)
  6. JR東日本の二次元コード乗車券「えきねっとQチケ」を使ってみた Suicaなし/無人駅でもOKだが残念な点も (2025年11月11日)
  7. 「Suicaのペンギン」が2026年度末で“卒業” サーバ保存式のプリペイドコード決済(最大30万円)の導入に伴いイメージを刷新 (2025年11月11日)
  8. なぜ、Suicaは「チャージ上限2万円」なのか? コード決済導入でどう変わる? JR東日本に聞いた (2025年11月12日)
  9. Galaxyスマホで「SAMSUNG」ロゴが復活、さらに製品名が「Samsung Galaxy」になった理由は? サムスン電子ジャパンに聞いた (2025年11月12日)
  10. 車載デバイス「Ottocast Play2Video Ultra」発売 ケーブル1本でCarPlay/Android Autoをワイヤレス化 (2025年11月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー