超小型LTEケータイ「NichePhone-S 4G」が9月14日発売 1万2800円(税別)

» 2018年09月03日 17時50分 公開
[井上翔ITmedia]

 フューチャーモデルは9月14日、SIMロックフリー携帯電話「NichePhone-S 4G(ニッチフォンエス フォージー)」を発売する。先代の「NichePhone-S」から大幅に機能を改善し、LTE(4G)通信によるテザリングにも対応した。ボディーはBlackとWhiteの2色展開で、参考価格は1万2800円。主な家電量販店やMVNOを通して販売される。

NichePhone-S 4G NichePhone-S 4G
発表会に登壇した曲亮社長とフリーアナウンサーの高橋真麻さん 発表会に登壇した曲亮社長とフリーアナウンサーの高橋真麻さん

機種の概要

 NichePhone-S 4Gは音声通話利用に特化しており、カメラや端末単体でのWeb閲覧機能は備えない。

 ただし、先述の通りLTEテザリング機能は備えている。対応通信規格と周波数帯は以下の通り。日本国内ではNTTドコモの「Xi」「FOMA」、ソフトバンク(Y!mobileを含む)の「SoftBank 4G LTE」「SoftBank 3G」の各ネットワークでの利用を想定している。

  • FD-LTE:Band 1/3/8/19
  • W-CDMA :Band 1/6/8
  • GSM:900/1800MHz帯

 通話についてはW-CDMAまたはGSMで行う。VoLTEには非対応なので注意が必要だ。

nanoSIM 本体上部にnanoSIMスロットを備える。先代のフィードバックを生かして、SIMカードスロットのふたは外せない構造となった

 バッテリー容量は1000mAhで、ユーザーによる交換には対応しない。連続通話時間は最大約3時間、連続待受時間は約110時間となっている。充電とデータの伝送は、本体に付属するポゴピンアダプターを介して行う。

 内蔵ストレージは先代の256MBから4GBに大幅増量。ボゴピン経由でのデータ伝送にも対応したので、ボイスレコーダー機能や音楽プレーヤー機能を使う際の利便性が向上した。

 その他、先代ユーザーからのフィードバックなどを受けて、主に以下のような機能改善を行っている。

  • 独立したサイドボリュームキーの新設
  • 通知LEDの新設(ディスプレイ上部)
  • テンキーを押しやすい形状に変更(配列はほぼ同じ)
  • キーを長押しして機能を呼び出す「ワンタッチ機能」への対応(マナーモード、スピーカーホン、電話帳呼び出し、ボイスレコーダー、キーロック)
  • プレフィックス発信に対応
  • スピーカーホン(ハンズフリー通話)に対応
  • 文字入力システムを「FSKAREN」(富士ソフト製)に変更(SMSなどで利用)
  • 電話帳データのエクスポート(書き出し)に対応(SIMカード、PC経由)
  • 電話帳データのPC経由でのインポート(書き込み)に対応
  • PC経由のデータ転送や端末ソフトウェア更新に対応(ソフトウェア更新は単体でも可)
  • 電話帳のソートに対応(五十音順)
右側面 本体右側面には独立したボリュームキー。これも先代ユーザーからのフィードバックの成果の1つ

 ボディーサイズは約50(幅)×90(高さ)×9.5(奥行き)mmで、重さは約52gとなっている。手のひらに乗っかるサイズ感だ。

手のひらサイズ 筆者の手のひらにスッポリと包めるサイズ感(筆者の手のひらが大きいという説もある)

検証済みの通信事業者

 9月3日現在、以下の通信事業者のSIMカードで通話・通信できることがメーカーによって確認済みだ。なお、テザリングの利用にはAPN(アクセスポイント)の設定が必要な場合がある。

  • IIJmio
  • イオンモバイル
  • NTTドコモ
  • ソフトバンク
  • OCN モバイル ONE
  • nuroモバイル
  • mineo(Dプランのみ)

主な販路

 NichePhone-S 4Gは主に以下の販売店やMVNOで取り扱う。取り扱い店は順次拡大する予定だ。

  • コジマ
  • ソフマップ
  • ビックカメラ
  • ヨドバシカメラ
  • Amazon.co.jp
  • IIJmio

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