NTTドコモは2019年春に、ファーウェイ製モバイルWi-Fi(無線LAN)ルーター「Wi-Fi STATION HW-01L」を発売する。月々サポート適用後の実質価格は「0円」となる見通しだ。
(記事中の通信速度は全て理論値)
HW-01Lはドコモ端末としては初めて下り通信における5波キャリアアグリゲーション(CA)に対応。東名阪(関東・甲信越、東海、関西)エリアの一部において最大1288Mbps、その他のエリアでは最大1038Mbpsで通信できる。
またHW-01Lでは上り通信にもCAを適用可能で、東名阪エリアの一部では最大131.3Mbps、その他のエリアでは最大112.5Mbpsで通信できる。
さらにユーザーからの要望に応えて、WORLD WING(国際ローミング)の利用も可能とした。
無線LAN部分はIEEE 802.11ac/a/b/g/n(2.4GHz帯・5GHz帯)に対応。高速通信を無駄なく享受できるUSBテザリングにも対応している。外部接続端子はUSB Type-Cで、同端子に対応するクレードル(ドッキングステーション)も付属する。クレードルには1000BASE-T(Gigabit Ethernet)端子を備えているので、自宅の固定インターネット回線のWi-Fiルーターとして使うこともできる。
HW-01Lには以前に使っていたWi-FiルーターにWPS(Wi-Fi Protected Setup)機能を使って接続することで、そのSSID(アクセスポイント名)と暗号化キー(パスワード)を引き継ぐ「Wi-Fi設定お引越し機能」が備わっている。
スマートフォンやタブレットにおける接続設定を簡素化できる「QRコード接続機能」も利用できる。この機能を使うには、ファーウェイのモバイルルーター用ユーティリティアプリ「HUAWEI HiLink」をスマホ・タブレットにあらかじめインストールしておく必要がある。
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