米調査会社IDCが11月1日(現地時間)に発表した第3四半期(7〜9月)の世界におけるメーカー別スマートフォン出荷に関する調査結果によると、総出荷台数は前年同期比6%減で、これは調査開始以来4番目に大きな減少という。総出荷台数は3億5520万台だった。
メーカー別出荷台数ランキングでは、9月に新モデル「iPhone XS/XS Max」を発売した米Appleは、シェアを0.8ポイント伸ばしたものの、前期に中国Huaweiに抜かれたまま3位に留まった。
IDCは、「iPhone XR」も揃うホリデーシーズンにはAppleが2位に返り咲く可能性があるとみている。
Appleは1日の業績発表で、10〜12月期からは四半期のiPhoneの出荷台数を公表しないと発表した。幅広い価格帯のハードウェアポートフォリオにとって、出荷台数は業績の正確な指標にはならないという説明だった。
1位と2位は前期と変わらず、韓国Samsung ElectronicsとHuaweiだった。Samsungは首位ではあるが、市場シェアは1.8ポイント減だった。インドやインドネシアなど、同社が強かった市場でXiaomi、OPPO、vivoなどの中国新興メーカーが台頭してきたことの影響だ。
世界全体の総出荷台数減は、総出荷台数の約3分の1を占める中国市場の減速を反映している。中国での総出荷台数は6四半期連続で減少している。
トップ4のランキングは前期と変わらず、4位はXiaomi、5位はOPPOだった。
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