ASUS JAPANは11月23日、ゲーミングAndroidスマートフォン「ROG Phone(ZS600KL)」を発売する。想定価格は11万9800円(税別)で、同社の直販サイト、ASUS Store AKASAKA、家電量販店や一部MVNOを通して販売される。発売に先立ち、直販サイトなどでは事前予約を受け付けている。
(価格は全て税別)
ROG Phoneは、同社のゲーミングブランド「Republic Of Gamers(ROG)」を冠するゲーム特化型のスマホ。スマホゲームをより快適に楽しむため機能が多く盛り込まれている。
プロセッサはQualcommの「Snapdraon 845」を搭載する。このSnapdragon 845はQualcomm公認の“オーバークロック”品で、CPU部の最大稼働周波数が2.96GHzとなっている(通常品は最大2.8GHz)。メモリは8GB(LPDDR4)、内蔵ストレージは512GB(UFS 2.1)を備える。外部ストレージの増設には対応しない。OSはAndroid 8.1をプリインストールする。
ディスプレイはノッチ(切り欠き)のない6型有機EL(AMOLED)を搭載。解像度はフルHD+(1080×2160ピクセル)で、HDR(高ダイナミックレンジ)表示にも対応している。リフレッシュレートは90Hz(90フレーム/秒)で、応答速度は1ミリ秒となっている。
スピーカーはデュアル(ステレオ)構成で、「DTS-X Ultra」によるバーチャルサラウンド再生に対応する。イヤフォンマイク接続時はハイレゾ再生にも対応する(対応イヤフォンが必要)。
アウトカメラは1200万画素のメインカメラと800万画素の広角カメラのデュアル構成で、インカメラは800万画素のシングル構成となっている。
バッテリー容量は4000mAhで、Quick Charge 4.0やUSB Power Delivery(USB PD)による急速充電に対応している。
外部ポートはUSB 2.0 Type-C端子やイヤフォンマイク端子に加え、USB 3.1 Type-C端子を含む「サイドマウントコネクター」を備えている。サイドマウントコネクターには、付属の「AeroActive Cooler(外付けクーラーユニット)やオプションの「TwinView Dock」「Mobile Desktop Dock」を接続できる(詳しくは後述)。
ROG Phoneは放熱性を重視した設計となっているが、AeroActive Coolerはその効率をさらに改善する役割を果たす。長時間のゲームプレイ、あるいは充電しながらのゲームプレイ時にオススメだ。
ROGらしい要素としては、本体背面のROGロゴが光るようになっている点が挙げられる。光り方はプリインストールの「Game Center(ゲームセンター)」アプリからコントロールできる。Wi-Fi(無線LAN)を介して複数のROG Phoneで光り方を同期できるグループ接続機能も備えている。
同アプリでは、AeroActive Coolerの回転数のコントロールや「Xモード(ゲームにシステムリソースを集中させる機能)」の設定なども可能だ。
本体には超音波タッチセンサー「AirTrigger」が付いていて、横向きに構えてゲームをするとトリガーボタンのように使うことができる。どうしてもリアルなトリガーボタンがほしい場合は、TwinView Dockか「Gamevice for ROG Phone」(後述)を本体に装着して使える。
モバイル通信は以下の規格と周波数帯(Band)に対応する。LTE通信時は下りは最大5波、上りは2波のキャリアアグリゲーション(CA)に対応している。
SIMカードはNanoサイズのものを2枚挿入できる。VoLTEによる音声通話の待ち受けができる「DSDV(Dual SIM Dual VoLTE Standby)にも対応している。ASUSではNTTドコモ、au(KDDI・沖縄セルラー電話)とY!mobileのSIMカードでVoLTEの利用を確認しているという。
Wi-Fi(無線LAN)はIEEE 802.11ad(WiGig)/ac/a/b/g/n(2.4GHz帯・5GHz帯)に対応。11adを利用する純正オプションとして「ASUS WiGig Display Dock」(後述)も用意する。Bluetooth 5.0も利用可能だ。
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