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» 2018年12月20日 20時50分 公開

ソフトバンク宮内社長、「PayPay」普及に自信を見せる

ソフトバンクがヤフーとの合弁で始めたコード決済サービス「PayPay」。トラブル続きながらも、ソフトバンクの宮内社長はPayPayに前向きだ。

[井上翔,ITmedia]

 ソフトバンクとヤフーの合弁会社「PayPay(ペイペイ)」がコード決済サービスを開始して2カ月が経過した。

 12月4日にスタートした「100億円あげちゃうキャンペーン」はわずか10日で終了。その後、クレジットカードのセキュリティコード(※1)入力に関する仕様上の不備に起因する「クレジットカードの不正利用」が問題として浮上した。

※1 クレジットカードが手元にあることを確認するための3ケタまたは4ケタの数字。「CVC(Card Verification Code)」「CVV(Card Verification Value)」

 親会社であるソフトバンクにとって、PayPayは重要な新規事業の1つ。12月19日に行われたソフトバンクの上場記者会見でも、宮内謙社長がPayPayについて言及する場面があった。

PayPay

まず謝罪

 宮川社長は、先述のクレジットカードの不正利用問題について「今日(12月19日)も記事でいっぱい取りあげられましたが、これについてはおわび申し上げたい」「昨日(12月18日)全部改良した。我々の行き届かなかった点についてはおわび申し上げたい」と謝罪の言葉を2度重ねた。

謝罪する宮内社長 謝罪する宮内社長

立ち上げも認知度アップも“急激”

 謝罪後、宮内社長はPayPayについて語り始めた。

 PayPayは7月27日に会社設立とサービス開始が発表され、10月4日にサービスイン。実はこの間から100億円あげちゃうキャンペーンの計画は始動していたのだという。宮内社長はこのキャンペーンが「もう少しいける(長く続けられる)と思っていた」そうだ。

 いろいろな意味で話題となったPayPayだが、その“いろいろ”のおかげもあり、自社調べながら、サービスの名称認知、理解度が12月4日以降急激に高まり、利用意向もトップになったという。

 宮内社長は「今後もさまざまな課題に挑戦しながら、日本のコード決済を一気に広げていくチャンスである」と、今後もPayPayに注力する意向を示した。

自社調べのチャート 自社調べではあるが、認知度、理解度、利用意向のいずれもコード決済でナンバー1になったと胸を張る宮内社長

PayPayからの「カード情報流出」はない

 会見の質疑応答では、クレジットカードの不正利用問題に関するやりとりもあった。簡単に紹介する。

―― PayPayにおいて、十数件のカード不正利用の被害が出ているというが、最終的にどのくらいの被害件数や被害金額になりそうか。現状を分かっていることを教えてください。

宮内社長 現在、PayPay側で把握しているのは十数件で、カード会社と協力して(継続)調査中です。なのでまだ件数や金額は分からない(確定していない)です。

 昨日(12月18日)のアプリ更新で対策は実施を行いましたが、PayPayから顧客情報が流出したということは全くないと考えています。何らかの別の方法で不正にカード情報を入手した第三者が、勝手に登録したのだと思われます。

 まずはおわび申し上げるところですが、これからも継続して調査して、結果を公表したいと思います。

宮内社長 質疑に応じる宮内社長

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