2018年のモバイル業界を振り返る(10月編):スマホ時代に見直される「ケータイ」の役割Mobile Monthly Top10

» 2018年12月29日 11時45分 公開
[井上翔ITmedia]

 2018年も残すところあとわずか。そこで、ITmedia Mobileの月間アクセスランキングを集計しつつ、1年を振り返ってみようと思います。

 今回は10月のランキングを見てみましょう。

 10月になると、冬商戦や翌年の春商戦に向けた新機種・新サービスがちらほら発表され始める頃合い。例年だと新機種に関する記事がよく読まれます。

 今年(2018年)はどうだったかというと、「iPhone XR」の発売が10月26日となったこともあり、去年(2017年)と同じく新機種に関する記事に加えてiPhoneの記事もよく読まれる結果となりました。

 今年において特筆すべき点としては、ケータイ(フィーチャーフォン)に関する記事がトップ10中4つを占めたことです。特に、NTTドコモの京セラ製ケータイ「カードケータイ KY-01L」に関する記事は多く読まれました。

 2018年冬商戦向けに出た新ケータイはKY-01Lの他に、ドコモのワンナンバーサービス専用の「ワンナンバーフォン ON01」(ZTE製)、au(KDDI・沖縄セルラー電話)の「INFOBAR xv」(京セラ製)があり、SIMロックフリー端末でもフューチャーモデルの「NichePhone-S 4G」があります。2019年春には、NTTドコモから「AQUOSケータイ SH-02L」も登場します。一定のニーズがあるからこそ、ケータイはまだまだ登場するのです。

 いろいろな人から話を聞く限り、最近ケータイを求める人は「スマホが使い慣れない」というよりは「音声通話用の携帯電話は別途用意したい」「スマホやタブレットを見ながら通話したい」といった理由であることが多いです。後者なら「じゃあスマホにBluetoothヘッドセットでもいいのでは?」と思いがちなのですが、Bluetoothヘッドセットだと自動応答音声サービスのキー操作ができないという問題もあります。

 あとはINFOBAR xvのコンセプトにもつながりますが、「デジタルデトックス」のためにケータイを求める人も少なからずいます。要するに、仕事の後(あるいは休日)にスマホやタブレットを持ち歩きたくないというのです。

 単なる“ノスタルジー”ではない面で、ケータイを求める人もいる今日この頃。今後も継続した新機種投入を期待したいです。

KY-01LINFOBAR xv KY-01L(写真=左)とINFOBAR xv(写真=右)。いずれも京セラ製だ

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