KDDIと沖縄セルラー電話は1月25日、WiMAX 2+対応のWi-Fi(無線LAN)ルーター「Speed Wi-Fi NEXT W06」「Speed Wi-Fi HOME L02」(共にファーウェイ製)を発売する(※1)。4月下旬には、WiMAXハイパワー(電波出力向上機能)に対応した「Speed Wi-Fi NEXT WX05」「WiMAX HOME 01」(共にNECプラットフォームズ製)も発売する。
この記事では、新たに登場するW06とL02について概要を紹介する。WX05とWiMAX HOME 01の概要は、UQコミュニケーションズにおいて発表された際の記事を参照してほしい。
※1 W06の「オレンジ×ブラック」については2月下旬発売予定
(記事中の通信速度は全て理論値、価格は特記のない限り税込)
Speed Wi-Fi NEXT W06は、下り最大1237Mbps(約1.2Gbps)の高速通信に対応。自宅でも外出先でも高画質動画を快適に視聴できることが特徴。アンテナの改良で、屋内で電波の届きにくかった場所での通信速度も改善している。
au直営店における販売価格は2万8080円で、機種購入に伴う「毎月割」は36回(3年間)設定で、月額780円(総額2万8080円)となる。
下り最大1237Mbpsの通信は、WiMAX 2+とau 4G LTEを併用する「ハイスピードプラスエリアモード」(※2)を利用すると実現できる。発売時点での対応エリアは東京都と埼玉県の一部で、順次拡大予定としている。ただし、W06でこの通信速度を生かすにはPCとのUSB接続(USBテザリング)が必須となる。
※2 WiMAX 2+とau 4G LTEを併用して通信するモードで、利用月に月額1005円のオプション料が課金される(申し込み不要)
Wi-FiはIEEE 802.11ac/a/b/g/n(2.4GHz帯・5GHz帯)に対応しており、最大同時接続数は16台。11ac規格では最大867Mbpsで通信可能だ。
11ac規格の利用時は、受信相手に電波を集中させる「ビームフォーミング」にも対応する。メーカーの調べでは、ビームフォーミングの利用で受信速度が平均20%改善するという。ただし、ビームフォーミングは受信側の機器も対応が必要となるため、接続先の11ac機器によっては効果が出ない場合もある。
ボディーは「オレンジ×ブラック」「ブラック×ブルー」「ホワイト×シルバー」の3色を用意。サイズは128(幅)×64(高さ)×11.9(奥行き)mmで、重量は約125gだ。バッテリー容量は3000mAhで、ハイスピードモード(WiMAX 2+単独)でスマート設定を有効にしている場合の連続通信時間は約540分となっている。
Speed Wi-Fi HOME L02は、W06と同様に下り最大1237Mbpsの通信に対応する据え置きタイプのWi-Fiルーター。LANポートもGigabit Ethernet(1000BASE-T)に対応しており、4K(3840×2160ピクセル)・8K(7680×4320ピクセル)の高画質動画も快適に見られることをうたっている。WiMAX 2+やau 4G LTE用のアンテナは指向性のものを4つ搭載し、モバイルルーターよりも受信感度をアップしているという。
au直営店における販売価格は2万8080円で、機種購入に伴う「毎月割」は36回(3年間)設定で、月額780円(総額2万8080円)となる。
Wi-FiはIEEE 802.11ac/a/b/g/n(2.4GHz帯・5GHz帯)に対応しており、最大同時接続数は40台(※3)。11ac規格では最大867Mbpsで通信可能だ。
※3 5GHz帯(IEEE 802.11ac/a/n)と2.4GHz帯(IEEE 802.11b/g/n)で20台ずつ
11ac規格の利用時は、受信相手に電波を集中させる「ビームフォーミング」にも対応する。受信感度の向上効果はW06よりも高く、平均30%の受信速度が改善するという。ただし、W06と同じくビームフォーミングは受信側の機器も対応が必要となる。
サイズは93(幅)×178(高さ)×93(奥行き)mmで、重量は約436gだ。
UQコミュニケーションズも1月25日、Speed Wi-Fi NEXT W06とSpeed Wi-Fi HOME L02を発売する。同社からの直接販売の他、MVNOを通した販売も行われる予定だ。
同社における両機種の販売価格は以下の通り。
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