じぶん銀行は4月3日、「じぶん銀行スマホデビット」のサービスを開始した。同行の円普通預金口座を保有する16歳以上の預金者であれば、最新(バージョン20.0以降)のじぶん銀行スマートフォンアプリから申し込める。
【追記:16時30分】じぶん銀行スマホデビットのサービス提供に関する背景を追記しました
じぶん銀行スマホデビットは、預金口座から決済金額が即時引き落とされる「デビットカード」(※1)。原則として口座残高を超える決済はできないため、使いすぎを防げることが特徴だ。
※1 加盟店によっては後日引き落としとなる場合あり
アプリからじぶん銀行スマホデビットを申し込むと、最短30秒で「JCBデビット」が発行される。同サービスで発行されるJCBデビットはいわゆる「バーチャルカード」なので、ネットショッピングなどプラスチックカードを要しない決済に利用できる一方、カードが必要な実店舗では利用できない。
ネット決済時の本人確認は、セキュリティコード(カードが手元にあることを確認するための3桁の数字)に加えて、3Dセキュア(J/Secure)にも対応する。ただし、「My JCB」(ジェーシービーが提供するカード会員向けWebサイト)での事前設定が必要となる。
海外加盟店での利用時は、ジェーシービーが定める基準レートに3%のレートを加算した金額で円換算される。
おサイフケータイに対応するAndroidスマートフォンでは、JCBデビットに加えてデビットタイプの「QUICPay+」も発行できる。JCBデビットの発行後、「Google Pay」にそのカードを登録してセットアップをすれば、「QUICPay+」のロゴがある実店舗で利用できる。
なお、QUICPay+を発行する場合はじぶん銀行アプリに加えてバージョン6.1.5以降の「おサイフケータイ」アプリと、Google Payアプリも必要となる。
4月3日現在、iPhone(Apple Pay)ではQUICPay+を利用できないが、「なるべく早期に提供すべく、(QUICPay+のプラットフォーマーでもある)ジェーシービーを通してAppleに要望している」(関係者)。
アプリからのカード(JCBデビット、QUICPay+)の発行は、随時受け付ける。ただし、毎週土曜日の午後11時50分から翌日午前6時10分(毎月第2土曜日は午後9時から翌日午前7時)までは、システムメンテナンスのため発行を休止する。
カードの利用も原則24時間可能だが、毎月第2土曜日の午後9時から翌日午前7時はシステムメンテナンスのため利用できない。
カードの利用限度額は、標準で「1回50万円」「1日50万円」「1カ月500万円」に設定されているが、My JCBで0万円から1万円単位で変更できる(※2)。限度額は「国内ショッピング」「海外ショッピング」で設定を変えることもできる。
※2 1回あたり、1日あたりの限度額は最大200万円まで。ただし、1回あたりの限度額を50万円超に設定した場合でも、QUICPay+の1回あたりの決済限度額は最大50万円となる
利用分に対するキャッシュバック(特典)は、はずれなしの抽選制となる。
毎月を3期間(1日〜10日、11日〜20日、21日〜末日)に分け、各期間で累計1万円以上決済した利用者を対象に抽選を行う。毎期間の贈呈金額と当選人数は以下の通り。
スマホデビットの提供開始を記念して、じぶん銀行では5月6日まで「提供開始記念キャンペーン」を実施する。
キャンペーンにエントリーした上で、期間内にじぶん銀行スマホデビットで累計5000円以上決済すると1000円、累計1万5000円以上決済するとさらに1000円がもれなくキャッシュバック(プレゼント)される。
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