ソフトバンクは、富士通コネクテッドテクノロジーズ製スマートフォン「arrows U(ユー)」を6月下旬以降に発売する。ソフトバンク取扱店とWebサイトでの販売予約は、6月中旬以降に開始する予定だ。
arrows Uは、スマホの操作に自信のないユーザーを主なターゲットに据えたエントリー機種。機種名の「U」は「Universal(誰でも使える普遍性)」と「Useful(使いやすさ)」のダブルミーニングだという。ソフトバンク向けのarrows(ARROWS)としては、富士通コネクテッドテクノロジーズ(当時)製の「ARROWS A 301F」以来、約5年半ぶりの新機種でもある。
本体の右側面には「Googleアシスタント」を呼び出すための「アシスタントキー」を搭載。「オッケーグーグル」と呼びかけたりホームキーを長押ししたりする操作を知らなくても同機能を簡単に使えるように工夫している。
このキーは長く押した場合のアクションをカスタマイズできるようになっている。標準設定の「アシスタントの起動」の他、「背面LEDライトの点灯」「カメラの起動」「画面ズーム」「おサイフケータイアプリの起動」の中から好きな機能を割り当てられる。
またスマホの操作に慣れていない人を想定して「シンプルモード」も搭載。シンプルモードを有効にすると、ホームアプリ、ナビゲーションバーとフォントサイズが一括変更される。どちらかというと高年齢層ユーザーを意識した機能といえる。
その他、本体機能を使いこなすための「使いこなしガイド」を搭載。メーカーのポータルアプリ「@Fケータイ応援団」から使う上での参考になる記事を参照することもできる。
プロセッサはQualcommの「Snapdragon 450」を搭載。メインメモリは3GB、内蔵ストレージは32GBを備える。外部ストレージは最大400GBのmicroSDXCに対応している。
画面にはフルHD+(1080×2280ピクセル)の5.8型液晶ディスプレイを採用。arrowsスマートフォンとしては史上初のノッチ(切り欠き)付きディスプレイだ。バッテリー容量は2880mAhで、ユーザーによる交換はできない。外部接続端子はUSB Type-Cで、イヤフォンマイク端子は別途備える。
アウトカメラは1310万画素センサーと500万画素センサーのデュアル構成。デュアルカメラもarrowsスマホ初の要素で、背景をぼかして撮影できる「ポートレートモード」も備えている。インカメラは800万画素センサーのシングル構成だ。
標準カメラアプリは、2013年夏モデルのarrowsスマホ以来続いている「シンプルすぎるぐらいにシンプル」というコンセプトは踏襲しているが、特に設定画面においてユーザーインタフェース(UI)面の大幅変更が加えられ、他社のAndroidスマホからの乗り換えでも違和感を覚えずに使えるようになった。
本体サイズは約72(幅)×149(高さ)×8.7(奥行き)mm、重量は約165g(暫定値)。IPX5/8等級の防水性能とIP6X等級の防塵(じん)性能を備える。MIL規格(MIL-STD-810G)に定める耐衝撃性も確保している。ボディーカラーはブルー、ホワイト、ブラックを用意。OSはAndroid 9をプリインストールする。
機種名 | arrows U |
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メーカー | 富士通コネクテッドテクノロジーズ |
OS | Android 9 |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 450 |
メインメモリ | 3GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大400GB) |
ディスプレイ | 約5.8型TFT液晶ディスプレイ |
解像度 | フルHD+(1080×2280ピクセル) |
バッテリー容量 | 約2880mAh(交換不可) |
連続通話時間 | 約1560分(VoLTE)/約1690分(W-CDMA)/約910分(GSM) |
連続待受時間 | 約580時間(FD-LTE)/約610時間(AXGP)/約650時間(W-CDMA)/約600時間(GSM) |
アウトカメラ | 約1310万画素CMOS+約500万画素CMOS |
インカメラ | 約800万画素CMOS |
ボディーカラー | ブルー、ホワイト、ブラック |
サイズ | 約72(幅)×149(高さ)×8.7(奥行き)mm |
重量 | 約165g |
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