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» 2019年05月13日 21時36分 公開

クラウドSIM対応の新スマホ「jetfon P6/FREETEL P6」発表 1万6800円のエントリー機

MAYA SYSTEMは5月13日、クラウドSIMを搭載したスマートフォンの新機種「jetfon P6」と「FREETEL P6」を発表した。SIMカードを差し替えることなく、1日380円から、世界100カ国以上で通信ができるのが特徴。公式オンラインショップでの価格は1万6800円(税別)。

[金子麟太郎,ITmedia]

 MAYA SYSTEMは5月13日、クラウドSIMを搭載したスマートフォンの新機種「jetfon P6」と「FREETEL P6」を発表した。SIMカードを差し替えることなく、1日380円から、世界100カ国以上で通信ができるのが特徴。公式オンラインショップでの価格は1万6800円。

※記事中の端末価格は税別、通信料は日本以外の地域は不課税

jetfon P6 「jetfon P6」の本体とパッケージ
jetfon P6 カラーはブラック、ホワイト、ゴールドの3色展開

 両機種ともカラーごとに販売時期が異なり、jetfon P6はブラックを2019年5月14日に先行販売する。ホワイトとゴールドの発売時期は初夏を見込む。取り扱うのは、全国の販売店やMAYA SYSTEMの法人直販、公式オンラインショップ。FREETEL P6もブラックを公式オンラインショップ限定商品として5月下旬から6月上旬に発売予定で、ホワイトとゴールドの発売時期は初夏を見込む。

 2機種の違いは製品名のみで、スペックは同じ。製品名が「P6」ということもあり、これまでFREETELブランドとして販売されていた「Priori」シリーズの後継機種という位置付けになる。

 初代jetfonからクラウドSIM技術が進化し、事前のネット環境が不要となり、日本で通信容量プランを購入していなくても、海外旅行の現地に到着してから通信容量の購入ができるようになった。

jetfon P6 料金は目安で1日あたり300MBのデータ容量を380円から使える
jetfon P6 料金プランは、1日300MBの場合はアジアが380円〜、欧州・北米・南米・オセアニアでは580円〜、アフリカでは680円〜という構成

 この他、利用中のネットワークの切り替えが可能となり、電波状況に合わせて最適な通信会社に切り替えることができるようになる。

 ハードとして進化した点は、対応する通信帯域(Band)が多いことや、デュアルカメラ、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応したことなどが挙げられる。一方、Prioriシリーズではこれまで背面カバーを外すことでき、バッテリーパックやカラフルな背面カバーを交換できたが、新機種jetfon P6とFREETEL P6ではバッテリー内蔵型となっている。

jetfon P6 背面カメラはデュアルレンズ構成になった
jetfon P6 端末の主な仕様
jetfon P6 2カ国以上の周遊プランが用意され、現在提供されている欧州で使えるプランや、アジア地域プランや全世界周遊プランも提供する予定
jetfon P6 利用できる国

台数限定キャンペーンも

 新機種では台数または期間限定で2つの特典を用意する。「jetfon P6早期購入特典」として、5月14日から6月13日までの期間内に購入した人に、2020台限定、世界100カ国以上で30日間使える海外データ通信2GBまたは国内20GBのチャージコードをプレゼントする。チャージコードは2020年5月末まで入力できるため、30日間の利用開始タイミングは1年間の間に任意で選択できる。プレゼントのデータ容量を使い切ると128kbpsの低速モードで30日間使える。

jetfon P6 jetfon P6早期購入特典

 「FREETEL P6早期購入特典」は、FREETEL P6を発売日前の5月13日から事前購入すると、500台の台数限定で1万6800円から1万4800円に値下げする。また、OCN モバイル ONEのSIMと端末本体をセットにし、本体価格980円で5月下旬に販売を予定している。

jetfon P6 REETEL P6早期購入特典

あえてエントリーモデルを提供する狙い

 13日に本社で行われた新製品発表会では、井上千鶴社長が登壇し、新商品の特徴や今後の事業方針を説明した。

jetfon P6 MAYA SYSTEMの井上千鶴社長

 井上氏は、冒頭でクラウドSIMを提供している理由について述べた。例えば、海外などの渡航時に通信手段を確保するのは非常に大変だという。特に海外旅行や出張などの際に、モバイルWi-Fiルーターを事前にネットから予約して空港で受け取る作業は、慣れない人にとってはとても大きな負担になると指摘した。クラウドSIMを搭載したjetfonでは、こうした手間を省くのが狙いだ。

jetfon P6 海外渡航時、モバイルWi-Fiルーターを事前にネットから予約したり、空港で受け取ったりするのは手間がかかる

 クラウドSIMは、SIMカードの情報を通信端末ではなく、クラウド上のサーバで管理している。つまり端末ごとにSIMを差し替えなくても通信できる。このため、プリペイドSIMや海外のパケット定額サービスに加入することなく、対応エリアで通信端末を使える。

jetfon P6 クラウドSIMは、SIMカードの情報を通信端末ではなく、クラウド上のサーバで管理している

 jetfonでは、既に100カ国以上でクラウドSIMサービスを使え、マルチキャリアでの展開をしている。時間帯や混雑具合によってキャリアを選べることもメリットの1つ。

 エリアによっては料金が異なるが、目安で1日あたり300MBのデータ容量を380円から使える。他サービスよりも維持費を安くできる点も大きなポイント。井上氏は「短期の出張や旅行にオススメ」だとアピールし、「今後は端末だけではなくクラウドSIMのモジュールをさまざまな端末に搭載していきたい」と述べた。

jetfon P6 MAYA SYSTEMは今後、クラウドSIMのモジュールを他社端末にも搭載する

 新端末の価格を安く設定した理由として、毎月支払う通信料金と端末代金とを切り分ける「分離プラン」の導入が携帯各社で進み、高機能な端末が高価になり、消費者の負担が大きくなっていることを挙げる。MAYA SYSTEMは、より多くの人にクラウドSIMサービスを求めやすい価格で提供することを狙う。

 この他、海外で活躍するアスリートの人を支援するプログラムも提供予定だ。詳細は別途発表する予定だが、MAYA SYSTEMが海外の通信費用を負担することも検討しているという。

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