米制裁、販売中のHuaweiスマホには影響なし ファーウェイ・ジャパン呉波氏が言及

» 2019年05月21日 17時47分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ファーウェイデバイス 日本・韓国リージョンプレジデントの呉波(ゴハ)氏は、5月21日に開催したP30シリーズの発表会で、米国政府のHuaweiに対する制裁についてコメントした。

Huawei ファーウェイ・ジャパンの呉波氏

 米商務省産業安全保障局(BIS)は5月15日(現地時間)、Huaweiを含む70社に、米企業からの部品購入を禁止する措置を講じることを発表。さらに、米GoogleがHuaweiとの取引を停止したとの報道もあり、Huaweiを取り巻く環境がここ数日で大きく揺れている。

 そんな状況で日本向けの新製品発表会を迎えたことから、呉氏が本件について言及。まず「HuaweiはBISの決定に反対する。これは誰の利益にもならない。Huaweiと業務提携している米国の会社に巨額の経済損失をもたらし、数万人の雇用に影響する。できるだけ早く解決策を見つけ、積極的に対策を講じたい」との方針を語った。

 ユーザーにとって気になるのは「Huaweiスマートフォンは今後も利用できるのか」という点だろう。これについて呉氏は「当社はAndroidの成長に重要な貢献を果たしてきた。ユーザーや産業にとって有益なAndroidエコシステムを引き続き発展させていく。HuaweiとHonorブランドで販売中のスマートフォン、タブレット、PCについては、Androidの使用と継続的なセキュリティアップデート、アフターサービスで影響を受けることはない。日本ユーザーの皆さまには安心してご使用いただきたい」と語った。ただし発表済みで未発売のP30シリーズの使用についての言及はなかった。

 「Huaweiは今後、ユーザーの皆さんにより優れたサービスを提供できるよう、安全で、持続的発展が可能なソフトウェアエコシステムの発展に力を注いでいく」と呉氏。21日の発表会後に呉氏への取材が予定されていたが、急きょ延期に。これについて「発表会後の取材を受けることができず申し訳ない」と謝罪し、「ふさわしいタイミングで、私が皆さんの所に赴いて取材していただきたい」と話す。タイミングについては「2カ月ぐらいを見て準備ができ次第」とした。

 IDCの調査によると、世界における2019年第1四半期スマートフォン市場シェアで、Huaweiは2位の19%を記録。日本では2018年通年のスマートフォン出荷台数で、キャリアとSIMロックフリーを合わせて5位に(MM総研調べ)。日本のSIMフリー市場では、2017年に続き、2018年もHuaweiがシェア1位を記録するなど、世界と日本どちらも好調を維持している。

Huawei グローバルにおける2019年第1四半期のHuaweiスマートフォンの出荷数は5900万台で、シェアは19%に上る
Huawei 日本のSIMフリー市場ではHuaweiが1位をキープしている

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月10日 更新
  1. 資産3000万円以上が対象 MUFG「エムット」最上位サービスと“年会費無料”アメックス・プラチナの魅力とは (2026年10月08日)
  2. 「iPhone 18 Pro Max」を試して分かった進化と課題 想像以上に“使えた”可変絞り搭載カメラ (2026年10月09日)
  3. ダイソーで1100円のノイキャンイヤフォン「TWS009」を試す 騒音カットの効果は実感も電池持ちに課題か (2026年10月09日)
  4. 楽天モバイルの「ローミング継続」条件は本当に「エリア外」だけ? 2社のマップから見えた“食い違い” (2026年10月08日)
  5. ソニーが小型マイク「ECM-AX10」発表 スマホに挿して立体的で臨場感のある音の収録を (2026年10月09日)
  6. スマホの「実質価格」高騰の恐れ、iPhone 18 Proは2倍高く? 総務省の残価設定ルール厳格化は“誰のため”か (2026年10月10日)
  7. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  8. 富裕層向けカードの潮流が変化 アメックス、三井住友、ダイナース、ラグジュアリーカードが狙う“特別な体験価値”とは? (2026年09月22日)
  9. 【ワークマン】2900円の「防水カジュアルバッグ」 シームテープ&YKK止水ファスナーで悪天候でも安心 (2026年10月09日)
  10. 楽天グループ、1億件超の会員情報流出説を否定 「情報漏えいが発生したという事実は確認されておりません」 (2026年10月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー