調査会社カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチは、5月13日に世界のスマートフォン市場の最新調査結果を発表した。
本調査によると、Huaweiの2019年第1四半期でのスマートフォン世界シェアは過去最高の17%に到達。販売が前年比で約50%増となり、出荷ベースではAppleに次ぐ世界第2位のスマートフォンメーカーとなった。同社ではHuaweiが若い消費者へのリーチで中国市場でのシェア拡大を実現し、今やSamsungと対等であると分析している。
一方、世界での2019年第1四半期スマートフォン出荷は前年同期比5%減少。世界のスマートフォン市場の縮小はこれで6四半期連続となり、特に市場の減少率が拡大した2月は在庫調整をかけたメーカーがあったこと、機種買い替えサイクルが長くなったことが要因と考えられる。
SamsungはGalaxy S10の市場投入時の売れ行きがGalaxy S9の時よりも好調で、売り上げが増加。AppleのiPhoneの出荷は2四半期連続で前年割れとなり、Xiaomiは中国国内市場での激しい競争のため出荷が減少したが、インドでの業績は引き続き好調。OPPO、Realme、Vivo、OnePlusを傘下に持つBBKグループはグループ全体として世界第3位のメーカーであり、各社はいずれもこの四半期を成長で終えた。2019年第1四半期が成長となったのは中国のHuawei、OPPO、Vivoのみで、同社は市場の縮小は次の四半期以降は穏やかになると推測する。
2018年10〜12月の国内携帯出荷数、iPhoneは18.8%減の504.7万台に
国内携帯出荷台数、ソニーモバイルは3位キープも前年から30%減
2018年の世界スマートフォン出荷、2017年に続き前年比減 Appleは四半期で2位に復帰──IDC調べ
世界スマートフォン出荷ランキング、Appleは7〜9月期も3位──IDC調べ
Apple、世界スマートフォン出荷ランキングで2010年第2四半期以来初の3位転落──IDC調べCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.