セブン&アイ・ホールディングスは7月5日、セブン・ペイが導入するコード決済サービス「7pay」の不正利用を受け、導入予定の対策を案内した。
今後は、2段階認証の導入、チャージ1回あたりの上限額見直し、グループを横断したセキュリティ設計コンセプトの見直し、セキュリティ評価方法や範囲の見直しなどを予定している。
2段階認証は、IDとパスワードでのログインに加え、別途送付されるセキュリティコードを入力することで、第三者の不正アクセスを防ぐもの。セキュリティコードは携帯電話のSMSで送付されるケースが多い。
同社は7payの不正利用の原因を分析し、包括的なセキュリティ対策を行う組織「セキュリティ対策プロジェクト」を立ち上げ、キャッシュレス推進協議会の定めるガイドラインなどの指針に沿った対策を講じるとしている。
本プロジェクトの総責任者は、セブン&アイ・ホールディングスの後藤克弘副社長が務める。プロジェクトリーダーは、4日の緊急会見に出席した執行役員 デジタル戦略推進本部 デジタル戦略部の清水健氏、セブン・ペイの小林強社長が務める。
現在、7payでは全てのチャージと新規登録を停止している。
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