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ファミマのコード決済「FamiPay」を体験 決済はスムーズだが機能不足は否めず

» 2019年07月02日 07時00分 公開
[小山安博ITmedia]

 ファミリーマートのコード決済「FamiPay」が7月1日にスタートした。初日ということで利用者が殺到したため、利用時にエラーメッセージが表示されるといった問題はあったが、1日の14時頃の時点で決済自体は順調に終了しており、ファミリーマートでの新たな決済手段を体験できた。

 FamiPayを利用するには、従来のスマートフォン用「ファミリーマート」アプリがアップデートされた「ファミペイ」アプリをインストールする(iOS、Android向け)。新規会員登録では、電話番号を使ったSMS認証を行い、名前などを登録すればすぐに利用開始できる(1日15時ごろの原稿執筆時点では、この会員登録でつながりにくい状態になっているようだ)。

FamiPay ファミペイのホーム画面。ちなみに、アプリ名は「ファミペイ」、決済サービス名は「FamiPay」となっている

 FamiPayでは、ホーム画面にバーコードが表示され、「FamiPayを使う」をオンにすれば利用準備が整う。クレジットカードでのチャージは「ファミマTカード」のみで、銀行口座経由でのチャージにも現時点では非対応なので、クレジットカードがなければ店頭での現金チャージが最も一般的だろう。

FamiPay チャージは基本的にクレジットカード(ファミマTカードのみ)か現金の2択

 チャージの仕方は、店頭で「FamiPayにチャージしたい」ということを店員に告げ、ファミペイアプリのバーコードを店員に提示する。店員がそれを読み込むと、POSレジの客側の画面にチャージする金額(1000〜3万円)が表示されるので、好きな数字をタッチして、店員に現金を手渡す。店員がレジ操作してレシートが渡されればチャージは完了となる。アプリ画面を再読込すれば、チャージされた金額が表示される。

FamiPay
FamiPay 現金チャージの手順。「FamiPayにチャージしたい」と告げてバーコードを提示して読み取ってもらう。POS画面にチャージ金額が表示されるので、そこから選んで現金を支払う
FamiPay
FamiPay 店員がレジを処理したら終了。アプリ画面を再読み込みしたら1000円がチャージされていた

 支払いも手順としては変わらない。商品を店員が読み込み、支払い段階で「FamiPayで支払う」ことを告げ、アプリのバーコードを提示する。店員がそれを読み込むと、メロディが流れて決済完了の合図となる。

FamiPay
FamiPay 支払い手順。店員が商品を読み取ったら、「FamiPayで支払う」と告げてバーコードを提示。読み取りが終わったらそれで決済は完了する

 特に待たされることはなく、読み取りも早い。処理もすぐに終わり、他のコード決済サービスとの差は感じない。現時点ではアプリも決済に関連するクーポンや商品情報に限られているため、利用者増による混雑で多少の読み込み時間がかかる点を除けば、比較的軽快に動作する。

 ファミリーマートが最近増やしているセルフレジでもFamiPayは利用できる。現金を扱わないためチャージには非対応だが、既にチャージされている状態なら、素早い決済が可能になる。

FamiPay セルフレジでもFamiPayを試す
FamiPay FamiPayでの支払いを選択。現時点ではTカードも利用可能
FamiPay まずはFamiPayのバーコードを読み取る
FamiPay 続いて商品をスキャン
FamiPay
FamiPay 決済手段を選び、最後に確定をすれば決済が行われる

 使い方はレジで支払うときと変わらない。セルフレジの最初の画面で「ファミペイ」にタッチをして、ファミペイアプリでバーコードを表示させてレジに読み込ませる。後は商品をスキャンして、「お支払へ」ボタンをタッチ。改めて決済手段の選択画面になるので、ここで「FamiPay」を選び、「お支払確定」ボタンをタッチすれば決済が完了する。

FamiPay
FamiPay 大々的にFamiPayをアピールするファミリーマート

 電子レシート機能も搭載しており、購入店や時間、商品、値段などが表示されるが、特にデータとして出力することはできないようだ。クーポンでは、ランダムで指定された商品1品と交換できる初回登録クーポンが用意されており、今後も順次クーポンが配信される予定となっている。

FamiPayFamiPay 履歴の確認に加え、購入店など通常のレシート形式の電子レシートも表示できる
FamiPay 無料クーポンで選ばれる商品はランダムとのこと

 7月31日までは、ファミマTカードでのチャージでは15%、現金でのチャージでは10%を還元するキャンペーンも実施。それぞれ還元額は2000円、3000円を上限としており、2万円のチャージでそれぞれ最大の還元が得られる形だ。

 同日はセブン-イレブンの決済サービス「7pay」もスタート。流通大手2社の参入でさらにコード決済が盛り上がっている。両社ともスモールスタートという印象で、機能は不足しているし、アプリの完成度にも課題を感じる部分はある。

 コンビニエンスストアは幅広い決済手段に対応しており、FamiPayもその1つにすぎず、現時点ではクレジットカード、銀行口座経由のチャージ、ポイントなど、機能が不足している。コード決済がこれだけ乱立する中、いかに利用者を拡大するか、使い勝手のよい、利用者が使いたくなるサービスへと進化できるか、ファミリーマートは難しい戦いに身を投じたといえる。

FamiPay コンビニエンスストアは多彩な決済に対応しているのがメリットであり、FamiPayがどこまで食い込めるかは未知数だ

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