ワーキンググループの母体となった研究会では、ゼロレーティングサービスの抱える問題について以下のような整理を行っている。
この整理に基づきルール作りが進むと、EU(ヨーロッパ連合)における「オープンインターネット規則」「ネットワーク中立性ガイドライン」に近いものが策定される可能性が高い。
ワーキンググループでは今後、ゼロレーティングサービスを提供しているキャリア、CP、消費者団体などからヒアリングを実施する予定となっている。
その後、2019年内に電気通信事業法などの関連法令に対する基本的解釈と具体的ケースをとりまとめる予定となっている。
日本でゼロレーティングサービスが始まって約4年。ようやくルール作りが本格化することになった。
ユーザーの利便性や選択肢と、通信の秘密やネットワーク中立性をどう両立していくのか、議論の動向に注目したい。
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