ICTの公衆無線LAN速度調査 キャリア3社は下り平均20.2Mbps、最速は羽田空港

» 2019年07月23日 16時36分 公開

 ICT総研は、7月17日に「2019年7月 公衆無線LAN通信速度実測調査」の結果を発表した。

 本調査は、同社が実施した過去のユーザーアンケート調査で高い利用率をみせたNTTドコモの「0001docomo」」、auの「au_Wi-Fi2」、ソフトバンクの「002softbank」、セブン&アイの「セブンスポット」(7SPOT)、スターバックスの「at_STARBUCKS_Wi2」、羽田空港の「HANEDA-FREE-WIFI」の6種類を対象に実施した。

 測定端末はiPhone 8を使用し、各アクセスポイントで繁忙時間帯(11時30分〜13時30分)と閑散時間帯(9時30分〜11時30分、13時30分〜16時30分)それぞれ10地点ずつ、1地点あたりそれぞれ3回ずつ測定している。測定には「インターネット速度テスト」(Google)を活用し、測定エリアは東京都内の大手町、丸の内、神田、御茶ノ水、秋葉原、新宿。期間は7月3日から7月16日まで。

 キャリア3社の下り速度は平均20.2Mbpsで、キャリア以外は平均23.4Mbpsとキャリアの通信速度をやや上回った。「HANEDA-FREE-WIFI」は下り平均31.3Mbpsと唯一30Mbpsを超え、2018年5月の前回調査も35.7Mbpsと安定した速度を見せている。一方、セブンスポットは前回調査で下り平均59.7Mbpsという通信速度を記録したが、今回調査では下り23.0Mbpsとなった。キャリア3社の中では「au_Wi-Fi2」が下り速度22.5Mbpsと2社を上回っている。

ICT総研の「2019年7月 公衆無線LAN通信速度実測調査」

 繁忙時間帯と閑散時間帯の全社平均の下り速度を比較すると、繁忙時間帯は閑散時間帯の88.5%に。前回調査では92.8%だったため、より繁忙時間帯の速度遅延が目立つ結果となった。携帯電話3社は82.8%、キャリア以外は93.6%と3社の方が繁忙時間帯の速度遅延が大きいものの、携帯電話キャリアの4G回線で見られる繁忙時間帯の急激な速度低下は起きていない。

ICT総研の「2019年7月 公衆無線LAN通信速度実測調査」
ICT総研の「2019年7月 公衆無線LAN通信速度実測調査」

 HANEDA-FREE-WIFIは閑散時が下り34.1Mbps、繁忙時が下り28.4Mbpsといずれもトップ。ソフトバンクとセブンスポットは、繁忙時間帯の速度が閑散時間帯を上回るという逆転現象が起きていた。

 上りの通信速度は携帯電話キャリア3社が平均22.6Mbps、キャリア以外が平均31.2Mbps。下り速度よりも差が広がり、全体的に上り速度(平均26.9Mbps)が下り速度(平均21.8Mbps)を上回る結果となった。特にドコモとセブンスポットは上り速度と下り速度の差が大きい。

ICT総研の「2019年7月 公衆無線LAN通信速度実測調査」

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