ピーアップは7月下旬、SIMロックフリースマートフォン「Mode1 RR(モードワンダブルアール)」を発売する。想定価格は2万8900円(税別)で、同社が運営する携帯電話ショップ「テルル」の他、プラススタイルが運営するIoTショールーム(Webショーケース)「+Style」などで販売される。+Styleでの発売日は7月29日となっている。
Mode1 RRは、ピーアップとしては4機種目となるSIMフリースマホ。「通信業界が激変する法改正によって端末分離の時代になる」(中込正典社長)ことを受けて、「併売店でも作れる格安端末に再び挑戦」(同)すべく投入される。
プロセッサはMediaTekの「Helio P22」(CPU部は2GHz 4コア+1.5GHz 4コア)を搭載し、メインメモリは4GB、内蔵ストレージは64GBを備える。外部ストレージはmicroSDメモリーカードに対応している。OSはAndroid 9をプリインストールしている。
ディスプレイはフルHD+(1080×2340ピクセル)の6.3型液晶で、インカメラ周辺部に水滴状のノッチ(切り欠き)がある。バッテリー容量は3200mAhで、ユーザーによる取り外し(交換)はできない。外部接続端子はUSB 2.0 Type-C端子で、9V・2A(18W)の急速充電に対応。本体にUSBケーブルは付属するが充電用アダプターは別売となる。Qi(チー)規格に準拠した非接触充電(5W)にも対応する。
本体にはイヤフォンマイク端子も搭載。本体の右側面にある電源ボタンは、指紋認証センサーを兼ねている。
アウトカメラは1600万画素のカラーセンサーと200万画素のモノクロセンサーのデュアル構成。夜景の撮影に強いという。インカメラは2000万画素のシングル構成で、セルフィー(自撮り)もキレイに撮れるそうだ。
なお、標準のカメラアプリは撮影のしやすさを考慮して設定できる項目を必要最低限に抑えている。細かい調整をしたい場合は、Google Playから撮影アプリをダウンロードすることをお勧めする。
モバイル通信は以下の規格と周波数帯(Band)に対応。au VoLTEも利用可能だ。
SIMカードはMicroサイズとNanoサイズを各1枚搭載可能で、「DSDV(Dual SIM Dual VoLTE)」にも対応している。Nano SIMスロットはmicroSDメモリーカードと排他となっているが、Nano SIMカードとmicroSDメモリーカードを同時搭載したいニーズに応えるため、Nano SIMカードをMicro SIMスロットに挿入するためのアダプターも付属する。
Wi-Fi(無線LAN)は2.4GHz帯(IEEE 802.11b/g/n)に加え、5GHz帯(IEEE 802.11ac/a/n)にも対応。Bluetooth 5.0も利用できる。
ボディーサイズは約74.9(幅)×156.4(高さ)×8.5(突起部を除く奥行き)mmで、重量は約178g。カラーはブラックとホワイトの2つで、いずれも側面フレームはレッドとなっている。背面パネルはMode1シリーズのアイデンティティーとしてカーボン調のパターンがあしらわれている。
なお、初回出荷分には本体を保護するクリアケースが付属する。またラスタバナナからMode1 RR用画面保護フィルムが発売される予定だ。
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