Huawei初のポップアップカメラスマホ「P Smart Z」 ハイエンド機への展開も近い?山根康宏の海外モバイル探訪記

» 2019年10月24日 10時00分 公開
[山根康宏ITmedia]

 中国メーカーはインカメラを隠すためにポップアップ式のインカメラを搭載する製品を数多く出していますが、Huaweiもその市場に参入すべく発売したモデルが「P Smart Z」です。アウトカメラよりもインカメラに力を入れた、セルフィー向けモデルともいえます。

P Smart Z ポップアップカメラを内蔵する「P Smart Z」

 6.59型のディスプレイは上下方向のベゼルも薄く、インカメラを内蔵したためノッチのないすっきりとしたデザイン。大きい画面を有効利用できます。アスペクト比も19.5:9とワイドなため動画やゲーム利用にも向いています。プロセッサはミドルレンジ向けのHiSilicon製Kirin 710F、メモリ4GB、ストレージ64GBという構成です。

P Smart Z ノッチのないディスプレイは美しく見やすい

 背面を見るとカメラは1600万画素と被写界深度測定用の200万画素の2つを搭載しています。なお兄弟機として「Y9 Prime(2019)」の名前で販売されているモデルは、これに800万画素のウルトラワイドカメラが加わったトリプルカメラ仕様。同じベースでカメラを変えたモデルを出して製品バリエーションを増やしています。このあたりは世界シェア2位の強みで、市場に応じてハードウェアを変更したモデルも展開しているわけです。

P Smart Z カメラはシンプルなデュアル構成。背面仕上げは緑モデルは一色仕上げ

 カメラを起動してインカメラに切り替えると内蔵カメラが一瞬でせり上がってきます。このギミックはもはや珍しいものではなく当たり前のものになりつつありますが、動きのあるスマートフォンは使っていて楽しく、何度も出し入れを繰り返してしまいます。なおこのインカメラを動かすモーターや機構は日本メーカーが仕上げているようです。

P Smart Z インカメラの動きは珍しくないが、ついつい出したくなる

 インカメラは1600万画素。なお顔認証には対応しないので、このカメラは自撮りをするときのみに利用されます。生体認証は本体背面の指紋認証センサーのみを利用します。

P Smart Z 1600万画素のインカメラ

 インカメラでは美顔加工が利用できますが、「P」という名前の付いたモデルであることからか、フラグシップの「P20」「P30」などが搭載している3Dポートレートライティング機能も利用可能、顔の部分にライトを当てたポートレート写真が撮影できます。

P Smart Z カメラ機能はPシリーズと同等のものも搭載

 ノッチをなくす動きは各メーカーが進めていますが、ポップアップ式のインカメラは多くのメーカーが採用するほどメジャーなものになっています。Huaweiも上位モデルの「P30」や「Mate 30」シリーズにはまだノッチが残っていますが、下位モデルが次々とノッチを廃止していることから、次のモデルあたりからは何かしらの工夫でノッチのないディスプレイを搭載してくるかもしれません。まずはミドルレンジモデルで消費者の反応をうかがい、上位モデルへの展開を考えているのだと思われます。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月30日 更新
  1. 日本通信が新ブランド「blue mobile」を発表 ネオキャリアで自由な通信環境へ (2026年07月29日)
  2. 折りたたみスマホ「OPPO Find N6」を3カ月使って実感した“真価” 仕事とプライベートで大活躍 (2026年07月26日)
  3. 夏の暑さ対策グッズでよく見掛ける「ペルチェ素子」ってなんだ? 賢く使うための注意点も (2026年07月27日)
  4. 「ドコモの銀行」で何が変わる? ドコモFG廣井社長に聞く「通信×金融」の攻勢とグループ戦略 (2026年07月29日)
  5. 熊本地震の影響で通信障害が続く ドコモとKDDIはJAPANローミングを提供中、無料Wi-Fi「00000JAPAN」も開放 (2026年07月29日)
  6. 日本通信、ドコモの音声網相互接続で設備工事や接続試験が完了 「ネオキャリア」に前進 (2026年07月27日)
  7. 新しい「マイナアプリ」は8月25日から提供予定 「マイナポータル」アプリのアップデートとして (2026年07月28日)
  8. “スマホ疲れ”の若者が実践する「アテンション・デトックス」とは アプリの「離れられない設計」とどう付き合うか (2026年07月29日)
  9. モバイルバッテリーの発火不安や劣化の「見えないリスク」を解消 オウルテックが提案する新世代バッテリーの強み (2026年07月28日)
  10. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー