世界を変える5G

ドコモ、5Gを見据えた「新体感ライブ CONNECT」提供 8Kのライブ映像をVRグラスで当初はLTE向け

» 2020年01月22日 19時47分 公開
[田中聡ITmedia]

 NTTドコモは、2019年1月から提供している「新体感ライブ」のサービス名称を、2020年1月22日から「新体感ライブ CONNECT」に変更する。

新体感ライブ CONNECT 「新体感ライブ」を「新体感ライブ CONNECT」に名称変更

 新体感ライブは、音楽のライブ配信を中心とするコンテンツを、スマートフォンなどからマルチアングルで視聴できるのが特徴。新体感ライブ CONNECTには、アーティストとファン、ファン同士がつながるという意味を込め、5G時代を見据えた新たなライブ体験の提供を目指す。

新体感ライブ CONNECT 複数カメラで撮影した映像を視聴できる「マルチアングル配信」、ARマーカーがプリントされたグッズにスマホをかざすと、ミニチュアアーティストが出現する「ARフィギュア」、オブジェクトタッチで通販サイトに遷移できる「TIG Live」といった、以前から提供されている機能は引き続き利用できる

 新体感ライブ CONNECTならではの特徴として、より高精細な「8KVRライブ」を楽しめる。ライブ会場に設置した360度8Kカメラで撮影した映像を視聴でき、ライブ会場の最前列にいるかのような臨場感を味わえるという。ドコモはこれを「バーチャル最前列」と呼んでいる。

新体感ライブ CONNECT 「8KVRライブ」と銘打った新コンテンツを追加する

 ユーザーはWebサイトでコンテンツを購入し、専用アプリを起動したスマートフォンをVRグラスに装着してコンテンツを楽しむ。VRグラスはユーザーが用意するか、コンテンツとセットで販売されるものを利用する。

 8Kになって従来よりもデータ量が増加するため、スマートフォンやVRグラスでスムーズに視聴可能にするための技術を取り入れている。1つが「リアルタイムスティッチング処理技術」。複数カメラで撮影した映像をサーバ側でつなぎ合わせて、360度映像をリアルタイムに生成する。この映像を配信する際、視聴者が見ている部分だけを高解像度で、見ていない部分を低解像度で配信することで、全体のデータ量を減らし、処理の負荷を軽減する。これらの処理はクラウド上のサーバで行うため、コンテンツ提供者が大規模な装置を設置する必要がないのも特徴だ。

新体感ライブ CONNECT リアルタイムスティッチング、高効率配信といった独自の技術を用いている

 8KVRライブを楽しめる第1弾のコンテンツとして、1月22日にCDデビューしたジャニーズのアイドルグループ「SixTONES(ストーンズ)」と「Snow Man」のスペシャルイベントを、2020年3月18日〜20日に実施。イベントの様子を8Kで生配信する。コンテンツは有料で、VRグラス付きで3300円(税別、以下同)。8KVRではない通常のマルチアングルライブでVRグラスなしだと2200円。2020年月20日から、タワーレコード店頭やdショッピングなどで販売する。

新体感ライブ CONNECT 新体感ライブのキャンペーンキャラクターとして、SixTONESとSnow Manを起用

 スペシャルイベントでは、3月18日に都内某所でリアルイベントを、18日〜20日に渋谷ストリームホールでライブビューイングイベントを開催。dポイントクラブの会員を対象に、抽選で当選したユーザーが参加できる。参加できない人も、上記のコンテンツを購入することで、離れた場所からでもイベントのライブ映像を楽しめる。

新体感ライブ CONNECT 3月18日に開催するイベントで、8Kコンテンツを配信する

 ドコモの吉澤和弘社長が22日の発表会に登壇し、「2020年春に控えた商用サービスの開始に向けて、ドコモでは5Gならではの機能やコンテンツの開発、新しい体験価値の提供を進めている」と語る。新体感ライブ CONNECTは5Gを見据えて8Kのコンテンツを扱うが、当初は既存のLTE端末向けに提供する。5Gの商用サービスは2020年春に開始する予定だが、具体的なスケジュールは未定のまま。「新体感ライブ CONNECTはLTE向け」と説明しているため、少なくとも3月18日以前に5Gサービスは始まることはなさそうだ。

新体感ライブ CONNECT 発表会にはCDデビューしたばかりのSixTONESとSnow Manのメンバーが駆け付け、新サービスの意気込みを語った

 1月23日から24日にかけて、ドコモが携わっている5Gのサービスやソリューションを紹介する「DOCOMO Open House 2020」を東京ビッグサイト(青海展示棟)で開催。出展数は250を超えており、商用間近なものから、近未来の技術までを見たり体験したりできる。

新体感ライブ CONNECT 展示数が250を超える大規模な5Gイベント「DOCOMO Open House 2020」

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月10日 更新
  1. 「iPhoneの調子が悪いです」の文言、なぜアイホンのFAQに? 実はAppleと深く関係 (2026年02月08日)
  2. 総務省有識者会議が「手のひら返し」な我が国への示唆――日本を国際標準から遅れさせたのは自らの愚策のせい (2026年02月08日)
  3. 「東京アプリ」で1.1万円分をゲット、お得な交換先はどこ? dポイント10%増量+楽天ペイ抽選が狙い目か (2026年02月05日)
  4. KDDI、楽天モバイルとの「ローミング重複エリア」を順次終了 松田社長が言及 (2026年02月06日)
  5. 楽天モバイル、1000万回線突破も残る「通信品質」の課題 5G SAの早期導入とKDDIローミング再延長が焦点に (2026年02月07日)
  6. 東京アプリ、PayPayがポイント交換先に追加される可能性は? 広報に確認した (2026年02月05日)
  7. Googleが台湾のPixel開発拠点を公開 「10 Pro Fold」ヒンジ開発の裏側、“7年サポート”を支える耐久テスト (2026年02月09日)
  8. 【ニトリ】1990円の「スマホに付けるカードケース」 マグネット対応でスタンドとしても使える (2026年02月07日)
  9. 「小型iPhone SEを復活させて」──手放せない理由SNSで話題 どこが“ちょうどいい”と評価されるのか (2025年11月29日)
  10. あらゆるアプリ操作を任せられる“真のAIスマホ”「M153」が中国で売れまくっている TikTok運営元ByteDanceのエージェントAI「Doubao」を搭載 (2026年02月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年