楽天モバイルが超小型eSIMスマホ「Rakuten Mini」を先行発売 全国6店舗で新色も4月に追加

» 2020年01月23日 15時20分 公開
[井上翔ITmedia]

 楽天モバイルは1月23日、「無料サポータープログラム」の2次募集開始に合わせて、オリジナルスマートフォン「Rakuten Mini」を一部の楽天モバイルショップで発売した。価格は2万1800円(税込み)だ。

Rakuten Mini(ホワイト)Rakuten Mini(ブラック) Rakuten Mini(左がクールホワイト、右がナイトブラック)

主な特徴

 Rakuten Miniは、おサイフケータイ(モバイルFeliCa)を搭載するスマートフォンとして、世界最小かつ世界最軽量(2019年7月現在、楽天モバイル調べ)であることが特徴。ボディーサイズは約53.4(幅)×106.2(高さ)×8.6(厚さ)mmで、重量は約79gだ。

 端末こそ楽天モバイルオリジナルだが、製造は中国Tinno Mobile Technology、輸入は同社の子会社であるWiko Japan(ウイコウ・ジャパン)が手がけている。

おサイフケータイ対応 コンパクトながらも、おサイフケータイに対応。ボディー背面には「モバイル非接触IC通信マーク」もある
おサイフケータイアプリ もちろん「おサイフケータイアプリ」もプリインストールしている

 プロセッサはQualcommの「Snapdragon 439」で、メインメモリは3GB、内蔵ストレージは32GBを備える。microSDメモリーカードには対応していない。ディスプレイはHD解像度(720×1280ピクセル)の約3.6型TFT液晶を搭載している。

 バッテリー容量は約1250mAhで、連続待受時間は最大約160時間、連続通話時間は最大約5.4時間(共にLTE通信時)となっている。外部接続端子はUSB 2.0 Type-Cで、充電用のACアダプターも付属する。

 アウトカメラは約1600万画素センサーのシングル構成で、レンズのF値は2.0となる。オートフォーカス(AF)には対応しているが、手ブレ補正は備えない。

 インカメラは500万画素の固定フォーカスセンサーで、レンズのF値は2.2となる。インカメラを使った顔認証も可能だ。

カメラ 標準カメラアプリのユーザーインタフェース(UI)

 この機種で使えるSIMカードはeSIM“のみ”となる。従来のSIMカードには対応していないので注意しよう。なお、端末のアクティベーション(eSIMの書き込み)手続きの際には、インターネット接続されたWi-Fi(無線LAN)環境が必要となる。Wi-FiはIEEE 802.11ac/a/b/g/n規格に対応する。Bluetooth 5.0にも対応する。

 モバイル通信の対応規格と周波数帯(Band)は以下の通り。

  • FD-LTE:Band 1/3/18/19/26/28
  • TD-LTE:Band 41
  • W-CDMA:Band 1/6/19
eSIM電話番号eSIM管理画面 Rakuten MiniはeSIM専用端末で、書き込みの際にWi-Fi接続が必須となる

 LTE通信時の最高通信速度(理論値)は、下りが150Mbps、下りが50Mbpsとなる。VoLTE通話は楽天モバイルのみサポートする。

販売箇所

 Rakuten Miniは、以下の楽天モバイルショップで「先行販売」という形態を取る。

  • 恵比寿店(東京都渋谷区)
  • 渋谷公園通り店(同)
  • 池袋東口店(東京都豊島区)
  • 名古屋栄店(名古屋市中区)
  • 心斎橋店(大阪市中央区)
  • 神戸三宮店(神戸市中央区)

 その他の販路での発売については、追って発表される見通しだ。

新色「クリムゾンレッド」も4月発売

 当初、Rakuten Miniはクールホワイトとナイトブラックの2色展開となる予定だったが、新色として楽天グループのイメージカラーである「クリムゾンレッド」が追加される。発売は4月を予定しており、価格は他の2色と同一となる見通しだ。

クリムゾンレッド 4月に追加予定の「クリムゾンレッド」

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