ここ最近、国内でネット使い放題をうたうモバイルWi-Fiサービスが多数登場している。ただ、料金やサービス設計がパッと見で似ており、どの会社のサービスを選べばいいのか、よく分からない人も多いだろう。
そこで、国内のデータ通信が月額3000円台で使い放題の、主なモバイルWi-Fiサービスを紹介する。料金は全て税別。
最近テレビCMで話題のモバイルWi-Fiサービス「どんなときもWiFi」。月額3480円で使えるサービスで、ドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアのネットワークに対応する。他社のサービスでよくある「3日間で何GBの制限」はない。
契約事務手数料は3000円で、2年ごとに契約が自動更新される。0〜12カ月目の間に解約すると契約解除料として1万9000円、13〜24カ月目は1万4000円、26カ月目以降は9500円かかる。更新月であれば解約料はかからない。2年経過後の月額料金は高くなる。
どんなときもWiFiのメリットは、支払い方法がクレジットカードと口座振替の2種類が用意されていること。その一方で、クレジットカードと口座振替とでは月額料金に500円の差がある。料金プランは契約時の支払い方法によって決まるので、口座振替からクレジットカードに切り替えても月額料金は安くならないので注意しよう。
どんなときもWiFiの契約後、万が一通信速度などに満足できなかった場合、サービス提供元の株式会社 グッド・ラックがどんなときもWiFiの違約金を負担し、紹介する他のインターネット回線へ乗換えできるという。
端末は画面を備えないシンプルな「D1」で、クラウドSIM技術を搭載する。利用するエリアによって最適な回線に自動で切り替わるので、ユーザーは複雑なネットワーク設定をすることなく、そのまま使える。端末は無料レンタルで、解約時には返却する必要がある。
スマートモバイルコミュニケーションズの「めっちゃWiFi」は月額3480円で使えるサービスだ。最低利用期間(2年)が設けられており、1〜24カ月目の間に解約すると契約解除料として9800円かかる。25カ月目以降の契約解除料はかからない。契約事務手数料は3000円となる。支払い方法はクレジットカードのみ用意するが、口座振替には対応していないので注意しよう。
対応するネットワークはドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアで、他社のサービスでよくある「3日間で何GBの制限」はない。
端末は画面を備えないシンプルな「U2s」で、クラウドSIM技術を搭載する。利用するエリアによって最適な回線に自動で切り替わるので、ユーザーは複雑なネットワーク設定をすることなく、そのまま使える。契約時には端末代金はかからないが、解約時には返却する必要がある。
エックスモバイルの「限界突破WiFi」は、ずっと月額3500円で使えるサービスだ。国内に限り無制限でネットが使える点は他社と同じだが、支払い方法はクレジットカードのみ対応する。ネットワークはドコモ、au、ソフトバンクの全てに対応しており、クラウドSIMを利用する。
契約手数料や本体代金は無料だが、利用開始月から24カ月目までは2年契約期間とし、2年契約期間内にサービスを解約した場合は1万8000円、1年契約の期間内(25カ月目〜27カ月目)にサービスを解約した場合は5000円かかる。契約更新月に終了された場合、解約事務手数料は発生しない。解約の申し出がない場合は1年契約の自動更新となる。
端末スマートフォンタイプの「jetfon P6」で、5.7型のタッチディスプレイを搭載する。最大8台までの接続が可能な上、3400mAhの大容量バッテリーも搭載する。モバイルWi-Fiルーターとしての機能はもちろんのこと、翻訳や地図アプリも使える。
利用開始日から8日以内に解約する場合は端末を返却する必要があるが、それ以外の期間に解約した場合は端末の返却は不要。端末を紛失したときには1万8000円かかる。
サービスの申し込みはWebもしくは最寄りの一部店舗で行える。また、最寄りの店舗から申し込むと店舗で受け取れるだけでなく、設定や使い方の相談もできる。端末の操作に関して不安に感じる人は限界突破WiFiを選ぶといいだろう。
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