現在の販売ランキングで上位を争っているAndroidスマートフォンが、3万円台の「AQUOS sense3」(シャープ製)と2万円台の「Galaxy A20」(サムスン電子製)だ。以前はランキングをiPhoneがほぼ独占していたが、これら2モデルがトップ10をキープし、iPhoneの独占を防いでいる。【訂正あり】
最大の理由は、総務省がスマホの最大割引額を2万円に規制し、これまで市場の中心だったハイエンドのAndroidスマホやiPhoneが買いにくくなったことだ。そんな中で、2〜3万円台で購入できる端末が人気を集めており、その筆頭にAQUOS sense3とGalaxy A20が挙げられる。
ともに低価格ながらも、普段使いには十分なミドルクラスCPUに加え、防水、おサイフケータイといった需要の高い機能を一通り搭載している。
では、2モデルはどちらを選べばいいのか? 実際に触って使いながら検証していく。
【訂正:2020年2月29日18時49分 初出時に、Galaxy A20のカメラを「デュアルカメラ」としていましたが、正しくは「シングルカメラ」です。おわびして訂正致します。】
まずは両モデルの販路を紹介しておこう。
AQUOS sense3はドコモ、au、UQ mobileの他、SIMロックフリーモデルが量販店やMVNOなどから販売されている。SIMロックフリーモデルはキャリアモデルとは異なりデュアルSIM(DSDV:デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応しており、国内メーカー製品としては珍しい仕様になっている。他に、機能をそぎ落としたものや、より画面の大きい派生モデルも存在する。
個人向け製品のカラーは、基本色としてライトカッパー、シルバーホワイト、ブラックを用意(UQ mobileのみブラックはなし)。オリジナルカラーとしてドコモはディープピンク、auはソフトピンクを販売している。
一方、Galaxy A20はドコモとau、UQ mobileのみで取り扱われている。
価格(税込み)の一例を紹介すると、ドコモの場合、AQUOS sense3が3万1680円だが、現在(2月27日時点)はオンラインショップだとSPECIAL割引が適用されて9460円引きの2万2220円になる。Galaxy A20は2万1384円だ。定価を見ると、2機種には約1万円の差があり、他の販路でも価格帯は大きくは変わらない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.