「Galaxy Z Flip」レビュー コンパクト+大画面が快適、ただの変態スマホにあらず(2/2 ページ)

» 2020年03月10日 11時03分 公開
[村元正剛ITmedia]
前のページへ 1|2       

カメラの画質は及第点、三脚不要で置いて撮れることが利点

 カメラは、背面に約1200画素のデュアルレンズカメラを搭載している。超広角(視野角:約123度/F2.2)+広角(視野角:約78度/F1.8)という組み合わせで、メインで使われるのは広角カメラだ。Galaxy S9から採用されている「スーパースピードデュアルピクセルAF」に対応し、ピント合わせが速く、精度が高いことが特徴。光学式手ブレ補正にも対応している。

Galaxy Z Flip アウトカメラは、広角+超広角のデュアルレンズカメラ。自由な角度で置いて撮影できることが利点

 さまざまな状況で撮影してみたが、画質は上々で、これといって苦手な被写体や撮影シーンはない印象だ。

Galaxy Z Flip 広角で撮影した作例
Galaxy Z Flip 超広角で撮影した作例
Galaxy Z Flip 梅の花を撮影。被写体を認識して、背景がキレイにボケた
Galaxy Z Flip カフェでスイーツを撮影。やや暗い状況だったが、ナチュラルな色と明るさで撮れた
Galaxy Z Flip 夜景も明るく撮れた
Galaxy Z Flip 「ナイトモード」にすると、さらに明るく撮れる
Galaxy Z Flip 撮影範囲は狭くなるが、フルスクリーンで表示できる21:9で撮影することも可能

 カメラには「撮影ガイド」という機能があり、これをオンにすると、写真が真っすぐキレイに撮影できるように画面にガイドが表示される。構図に迷ったり、水平に見えなかったりすると、シャッターを押す前に分かる便利な機能だ。

Galaxy Z FlipGalaxy Z Flip カメラの設定画面(写真=左)。撮影時の画面。右下に自動シーン認識の結果が表示。「撮影ガイド」をオンにすると、中心とすべき物や水平にすべきところなどがガイドされる(写真=右)
Galaxy Z Flip ベストショットの構図に収まったら、黄色に変わる
Galaxy Z Flip 望遠カメラは搭載していないが、8倍までのデジタルズームが可能

 ディスプレイを半開きにして撮影する場合は、折り曲げ線を中心にして、上にプレビュー、下の操作パッドが表示される。これは非常に便利に思えた。インカメラで撮影する際も、同じように半開きにして、プレビューを上半分に表示させた状態で撮影できる。

Galaxy Z Flip 半開きにして、卓上に置いて撮影する場合は、カメラアプリの画面表示が変わる
Galaxy Z Flip インカメラ(約1000万画素/F2.4)で撮った写真。机に置いたまま、カメラに手をかざしてセルフシャッターを起動できる。グループでの撮影がはかどりそうだ

おサイフケータイが使えないことが気にならなければ、検討の価値アリ!

 グローバルの発表会で、Galaxy Z Flipと同時に発表された「Galaxy S20」シリーズは5Gに対応しているが、Galaxy Z Flipは5Gには非対応。au版は、4G LTEとWiMAX 2+に対応している。それを残念に思う人もいるだろうが、このモデルの魅力はデザインと使い勝手に尽きる。技術的に安定している4Gモデルだからこそ、このサイズに収められたように思う。

 とはいえ、スペックは低いわけではなく、れっきとしたハイスペックモデルだ。プロセッサはSnapdragon 855+(最大2.9GHz)で、8GBのメインメモリを搭載しているので、サクサクと軽快に操作できる。バッテリーは3300mAhで、多いとも少ないともいえない微妙な容量だが、筆者が使った感触としては、1日は余裕、気をつかえば2日持つかも、といったところ。

Galaxy Z Flip 「AnTuTu Benchmark」アプリでベンチマークを測定してみた結果、Snapdragon 855+搭載機として順当なスコアを記録した
Galaxy Z Flip 背面パネルに約1.1型のカバーディスプレイを搭載。ここで通知や時刻などを確認できる。メインディスプレイを使う時間を短くすることが省電力につながるだろう
Galaxy Z Flip ワイヤレス充電に対応し、Galaxy Budsなどにチャージできる「ワイヤレスパワーシェア」機能も備える

 見た目としては斬新で、買ったら、友人・知人に自慢しまくれる端末だと思うが、操作性にクセはなく、非常に使いやすい印象だ。機能面で気になるところは、おサイフケータイと防水に対応していないところぐらいだ。

 Galaxy Z Flipは「ガラケーのような持ち歩きやすいサイズ感と、スマホらしい見やすい大画面を両立させた初めてのモデル」だと思う。「これぞ自分が待望していたスマホだ!」と思う人は、買って損はないだろう。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月24日 更新
  1. 「iPhone 18 Pro」は何が進化した? 「iPhone 17/17 Pro」とスペックを比較 全て20万円超えの価格が悩ましい (2026年09月10日)
  2. 似て非なる?「iPhone 18 Pro」と「iPhone 17 Pro」の外観上の違いを比較する (2026年09月23日)
  3. 富裕層向けカードの潮流が変化 アメックス、三井住友、ダイナース、ラグジュアリーカードが狙う“特別な体験価値”とは? (2026年09月22日)
  4. 「マイナポータルアプリ」が「マイナアプリ」へ刷新されて何が変わった? メリットや利用方法を解説 (2026年09月20日)
  5. キャリアショップや家電量販店よりも厳しい現実――街中の「併売店」の“今”を探る (2026年09月21日)
  6. 「iPhone 18 Pro」で“Face ID認証できない”問題、Appleが対処法を案内 やはり「画面フィルム」に言及 (2026年09月21日)
  7. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  8. 出そろった「iPhone 18 Pro」の価格を4キャリアで比較 ソフトバンクが衝撃の安さ、楽天モバイルが異例の施策 (2026年09月13日)
  9. BeRealの次は韓国発のVlogアプリ「setlog」がブームに? Z世代の7割超が使う理由と「タイムリミットに追われない」クローズドな魅力 (2026年09月22日)
  10. 「ウエルシア」でお得に買い物する方法 アプリ設定だけで「Vポイント」「WAON POINT」の二重取り【2026年9月版】 (2026年09月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー