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» 2019年11月04日 06時00分 公開

「Galaxy Fold」の使い勝手をじっくりと検証する 24万円の価値はある? (1/6)

サムスン電子の折りたたみスマートフォン「Galaxy Fold」が10月25日に発売された。閉じた状態は4.6型のディスプレイが表示され、開くと7.3型のワイドなディスプレイを利用できるのが最大の特徴。約4日と短期間ながら試用する機会を得たので、実際の使用感をお伝えしたい。

[田中聡,ITmedia]

 サムスン電子の折りたたみスマートフォン「Galaxy Fold」が10月25日に発売された。閉じた状態は4.6型のディスプレイが表示され、開くと7.3型のワイドなディスプレイを利用できるのが最大の特徴。国内ではauの独占販売となり、24万円(税込み)という桁違いの価格も話題を集めている。

 このGalaxy Foldを、約4日と短期間ながら試用する機会を得たので、実際の使用感をお伝えしたい。なお、試用した端末は試作機のため、実際のモデルと仕様が異なる場合がある。

Galaxy Fold サムスン電子の「Galaxy Fold」
Galaxy Fold カラーは「スペースシルバー」のみ
Galaxy FoldGalaxy Fold 本体を閉じると4.6型のカバーディスプレイが点灯する。ケータイのサブディスプレイが大きくなったような感覚だ(写真=左)。背面に3眼カメラを搭載(写真=右)

ディスプレイの折り目は目立つ?

 Galaxy Foldについて個人的に気になっていたのが、「開いたときにディスプレイの折り目が目立つのか」という点。結論から言うと、折り目はしっかりと視認できる。目立つかどうかは見る角度や表示内容によるが、斜めから、白系統やそれに近い色の内容だと確実に目立つ。

Galaxy Fold
Galaxy Fold 斜めからだと折り目はそれなりに目立つ

 正面から、黒系統やそれに近い色の内容だとそれほど目立たない。ただし黒系統の表示でも、中心部に光が当たると折り目が目立つ。ディスプレイの中央部に触れるとわずかなへこみがあり、物理的にも完全にフラットにはなっていない。とはいえ違和感を覚えるほどではなく、各種操作に支障を来すことももちろんない。

 ディスプレイが自動で開く機構(ワンプッシュオープンボタンなど)はなく、両手でしっかりと開き切る必要がある。開いた状態から折り曲げても、ディスプレイが自然と閉じる機構でもなく、ある程度力を込めてたたむ必要がある。開くと「カチッ」、閉めると「パタン」という音が心地よく鳴る。

 このあたりは、折りたたみケータイをほうふつとさせ、意味もなく開閉を繰り返したくなる。ただしGalaxy Foldは無限に開閉できるわけではない。サムスン電子によると、Galaxy Foldは20万回の開閉試験をクリアしており、5年間の利用を想定した場合、1日100回の開閉に耐えられるという。

 ちなみに、アウトカメラ側を下向きにして置けば、150度くらい開いたまま固定することも、不可能ではない。ただし安定性が悪く、推奨される使い方ではなさそう。ディスプレイの下半分にQWERTYキーボードを表示させて文字を打つこともできるが、やはり安定性は悪い。この状態で固定して、ディスプレイの半分に動画を表示させる、といったこともできず、本体を立てかけての動画視聴には向かない(スタンド付きのケースが欲しい)。

Galaxy Fold 途中まで開いた状態で(ややグラグラするが)固定する
Galaxy Fold やや苦しいが、このように、本体を半開きにして文字入力することもできる

 「M Z-01K」や「LG G8X ThinQ」といった2画面スマホなら、途中まで開いた状態で立てかけて、一方の画面で動画を視聴することもできる。スタンド機能を活用した動画視聴は、2画面スマホの方が向いていると感じた。

Galaxy Fold グローバルモデルはヒンジ部に「SAMUSUNG」ロゴがあるが、日本モデルのみ「Galaxy」に変更されている
Galaxy Fold 上にあるのがSIMスロット、下にあるのが左から指紋センサー、電源キー、ボリュームキー
Galaxy Fold
Galaxy Fold 上下にスピーカーを搭載。外部接続端子はUSB Type-C。折りたたむと完全に平行にはならず、ヒンジ部に隙間ができる
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